11月30日（土）未明の発雷確率

　北陸と東北では、30日(土)にかけて土砂災害に警戒が必要だ。また、北日本から西日本では、30日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意が必要となる。

11月29日（金）夜の寒気の予想

　発達中の低気圧がオホーツク海にあって北へ進んでおり、日本付近は冬型の気圧配置となっている。また、北陸から北日本の上空約5500メートルに、-30℃以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでおり、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となっている所がある。北陸と東北では、26日から断続的にやや強い雨が降って大雨となっており、地盤が緩んでいる所がある。北日本から西日本では、30日にかけて大気の状態が非常に不安定となる所がありそうだ。

11月29日（金）午後5時の雨雲の様子

　北陸と東北では、引き続き30日にかけて、断続的にやや強い雨や強い雨が降り、大雨となる所がある見込み。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。 ■29日午後6時から30日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所） 　北陸　100ミリ 　東北　80ミリ ■その後、30日午後6時から12月1日午後6時までに予想される24時間降水量（多い所） 　北陸　100ミリ

急な豪雨時の注意点

　北陸と東北では、30日にかけて土砂災害に警戒が必要だ。北日本から西日本では、30日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。また、降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも併せて注意が必要となる。