U.S. Open Adaptive Surfing Championships大会レポート
読者のみなさん、こんにちは!ぼくはOne arm surferのけんたろうと言います。突然ですが、サーフィンの世界大会である「WSL(World Surf League)」はご存じでしょうか。ぼくのように何らかの障がいを抱えているサーファーが参加するアダプティブサーフィン(パラサーフィン)にも、WSL同様に賞金が与えられる「AASP(Association of Adaptive Surfing Professionals)」というプロトーナメントがあります。今回は、9月5日から9月8日にかけてカリフォルニア州のオーシャンサイドで行われた「U.S. Open Adaptive Surfing Championships」というアダプティブサーフィンのプロトーナメントに初めて出場してきましたので、ぼくなりの大会レポートをお伝えしたいと思います!
アダプティブサーフィンについて
「アダプティブサーフィン(Adaptive Surfing)」は、身体的障がいや特別なニーズを持つ人々が参加するサーフィン活動を指します。「パラサーフィン」と言ったほうがイメージしやすいかもしれませんが、ぼくは「アダプティブサーフィン」という呼び方に誇りを持っています。 なぜなら、アダプティブサーフィンには、『アダプト(adapt):適応する』という概念が含まれており、個々の特徴を活かした装備や技術で波を乗ることに適応し、すべての人がサーフィンを楽しむことができるように工夫しているという意味が含まれるからです。 週末サーファーも遠方から来るサーファーも、大人になってから始めたサーファーも、何かしら「アダプト」して工夫しているはずで、ぼくたちはみんなアダプティブサーファーといえるかもしれません。
U.S. Openについて
「U.S. Open Adaptive Surfing Championships」は、「アダプティブ・サーフィン・プロフェッショナルズ協会(Association of Adaptive Surfing Professionals, AASP)」が主催するAASPツアーの最終戦を締めくくる、カリフォルニア州オーシャンサイドで開催されている伝統ある大会です。