シリア政権崩壊まもなく1週間、首都ダマスカスは今…
日テレNEWS NNN
シリアで長年、独裁体制を続けてきたアサド政権の崩壊から、まもなく1週間です。暫定政権による今後の国家運営に注目が集まる中、NNNの取材班は先ほど首都ダマスカスに入りました。現地から中継です。 私はいま、シリアの首都ダマスカスの中心部にあるウマイヤド広場にきています。私の後ろにそびえ立っているのが、街を象徴するモニュメントで、そのすぐ近くには大勢の市民らが集まって、反政府側の新たな旗とともに記念撮影をする様子も見られます。 こちらの広場には、13日の祝日には大勢の市民が集まり、アサド政権の崩壊を祝っていましたが、14日はいまのところ落ち着いている印象です。 ただ、大勢の市民が集まり、新たな旗を掲げています。 私は今から3時間ほど前に、隣国のレバノンから車でシリアに入国しました。まだ国境の検問所には、係員の姿はなく、パスポートのチェックはありませんでした。 ここに来るまでの道中には、旧アサド政権軍のものとみられる戦車などが数多く道路脇に放置されていて、内戦の爪痕が生々しく残っていたのが印象的でした。 暫定政権は、すでに夜間の外出禁止令を解除し、人々に仕事に戻るように呼びかけています。 14日は休日ですが、幹線道路沿いでは早朝から多くの市民が食べ物を売る姿も見られました。 こちら中心部では、いまも引っ切りなしに、たくさんの車が行き交う様子も見られます。 すでに、中心部の市場などは営業を再開していて、市民らは少しずつ日常を取り戻しています。