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2020年を代表する曲になる!Official髭男dismが「Laughter」で出演した8月のミュージックステーション

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エムオンプレス

知らない人はいないであろう音楽番組『ミュージックステーション』を、音楽ブロガー・レジーが定点観測する連載コラム『月刊 レジーのMステ定点観測』。 【動画】Mステ出演アーティストのMV 8月のMステは通常の1時間の放送が1回(14日)、そして2時間スペシャルが1回(21日)。この月はMステのスペシャル以外にも『FNS歌謡祭』(フジテレビ、26日)、『CDTVライブ!ライブ!夏フェス4時間スペシャル』(TBS、10日)など多数の音楽特番が放送されました。あらゆる夏フェスが中止になってしまった今年の夏ですが、音楽番組はまだまだ制約はあるものの引き続き活況を呈しています。 前後編でお届けする今回の当連載、まずは今年のJ-POPを代表する一曲となるであろう楽曲のパフォーマンスとそこから見えるMステの現状についてお伝えできればと思います。 ■Official髭男dismの大傑作「Laughter」を伝えるMステのスタンス 7月24日のスペシャル回に引き続き、今月も21日のスペシャルに出演したOfficial髭男dism。この日はスタジオには登場せず、リモートでトークをこなした後にテレビ朝日の屋上で新作『HELLO EP』に収録されている「Laughter」を披露しました。 パフォーマンス前のトークではボーカルの藤原 聡が「歌詞をディズニーランドのスペースマウンテンで書いた」というエピソードを話していましたが、回線トラブルかほぼ音声が聞き取れない状況に。他のメンバーも苦笑いしていましたが、この辺は対面ではない環境で番組を進める難しさも感じました。 そして、CM明けに披露された「Laughter」。大ヒット曲「Pretender」と同じく映画『コンフィデンスマンJP』シリーズの主題歌となっているこの曲は、ずっしりとしたギターから始まる雄大かつ壮大なバラードです。曲作りにあたって映画の制作サイドから「ヒゲダンにとっての「A Whole New World」(映画『アラジン』のテーマソング)のようなものを作れないか」というオファーがあったらしく、またメンバーからもエアロスミスの「I Don't Want to Miss a Thing」(映画『アルマゲドン』のテーマソング)の名前が挙がるなど、当初から“曲としての大きさ”にフォーカスして生み出されたこの曲。「Laughter」にはそんな狙いがパーフェクトに体現されています。 この曲を初めて聴いたときに自分が真っ先に思い出したのは、Mr.Childrenの「終わりなき旅」でした。ギターから始まるイントロとストリングスの絡み、ゆったりしたテンポ、人生と旅をモチーフにしたメッセージ性の強い歌詞。さらにはアートワークをミスチルと縁の深い森本千絵が担当しているなど、様々な共通点が見出せます。誰かが「これ、似てませんか?」と止めそうなものですが、それをそのまま通して、かつ「何か似てる」「“っぽい”よね」で終わらせずに、歌のパワーと曲のスケールで一気にねじ伏せていくような迫力を持った「Laughter」は、バンドの現状の勢いとその高い志が凝縮された大傑作と言えると思います。 「終わりなき旅」が“もっと大きなはずの自分を探す”とある種宙づりの状態でリスナーに問いを投げかけるのに対して(そしてその問いかけは実に20年以上強力に機能しています)、“自分自身に勝利を告げるための歌”と明確な結論を掲げる「Laughter」。誰もが(良くも悪くも)はっきりとした答えを求めがちな時代だからこそ、「Laughter」の力強さは多くのリスナーの心を奮い立たせると思います。必然的に、2020年を代表する一曲になっていくのではないでしょうか。 いっぽうで、この日は2時間の放送枠があったにもかかわらずこの曲を1コーラスのみに短縮し、番組全体を通じていつもの過去の名場面紹介や芸能人を絡めた企画にたっぷり時間を割いていた番組サイドの姿勢には大きな疑問が残りました。いやこれさすがにフルコーラスやれたでしょ!? 奇しくも前述の『CDTVライブ!ライブ!夏フェス4時間スペシャル』ではヒゲダンに1時間まるまる渡してしっかりとしたライブをやってもらうというその名も“ヒゲダンフェス”が実施され、「Laughter」もフルコーラスで披露されました。“ヒゲダンフェス”は“バンドにちゃんとライブをさせる”というシンプルな取り組みを通じて彼らのコアの部分をわかりやすく伝える素晴らしい企画でしたが、本来これはMステがやるべきものだったのではないでしょうか? 21日の回のみならず、14日の通常放送回でもパフォーマンスしたアーティストは4組のみで、サブスクのプレイリスト紹介や俳優のお気に入り音楽に関するトークなどにたっぷりと時間がとられていました。結局Mステはこれからもこの方向で進んでいくのでしょうか……。 [前編]はここまで。[後編]では現体制で最後の出演となったアイドルグループの話などをお届けします。それでは9月4日(金)の配信をお待ちください! TEXT BY レジー(音楽ブロガー/ライター) 【2020年8月14日放送分 出演アーティスト】 milet「STAY」「Grab the air」 King & Prince「Key of Heart」 スキマスイッチ「奏(かなで)」 東京事変「赤の同盟」 【2020年8月21日放送分 出演アーティスト】 Sexy Zone「RUN」 sumika「絶叫セレナーデ」 東京スカパラダイスオーケストラ×BiSH「カナリヤ鳴く空」 欅坂46「誰がその鐘を鳴らすのか? 」 キマグレン「LIFE」 大塚 愛「プラネタリウム」 TOMORROW X TOGETHER「Can't You See Me?(世界が燃えてしまった夜、僕たちは...)[Japanese Ver.] 」 Official髭男dism「Laughter」 SuperM「100」

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