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大飯3号、異例の定期検査始まる 原発の安全確保とコロナ予防を両立

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福井新聞ONLINE

 新型コロナウイルスの影響で5月上旬から延期となっていた関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の定期検査が7月20日、2カ月半遅れで始まった。京阪神など感染者が確認された地域の作業員が新たに加わり、初日は事前のPCR検査で陰性が確認された150人が構内に入った。プラントの安全確保と新型コロナの感染予防の両立を目指す異例の定検となる。  約3カ月の定検中、感染者が出ている地域からさらに約750人が集まる予定。関電はPCR検査で陰性を確認した上で来県させる。  20日午前3時40分から原子炉の出力を低下。同6時12分に出力が不均一になったことを示す警報が鳴ったが、問題がないことを確認して作業を継続した。同7時40分ごろ、大飯原発ゲート前には作業員らを乗せたバスやワゴン車などが約500メートル連なり、非接触型の体温計で検温するなどした後に入構した。同10時1分に発電機と送電系統を切り離し、定検を開始した。  中塚寛おおい町長はコメントを発表した。「全国的に感染者が増加傾向にあり、県内でも再び発生している状況を憂慮している」とした上で「常に変化する感染状況を見極めながら、柔軟かつ適切に最大限安全側に立った感染防止対策を講じるとともに、住民と作業員の安全安心を第一にしてほしい」と注文した。  大飯3号機は法令で8月22日までに運転を止めて定検を始める必要があり、関電は夏場の電力需要を考慮し、当初5月8日に始める計画だった。だが感染拡大を懸念する地元に配慮し、開始直前に延期を決定。地元の要望を受け、独自に大規模なPCR検査をすることとした。9月下旬に原子炉を再起動し、10月下旬の営業運転再開を目指す。  関電は今後、高浜原発や美浜原発の定検でも、感染地域から新たに集まる作業員にPCR検査を義務付ける。

福井新聞社

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