「党内融和」へ調整力発揮なるか 森山裕氏が自民党幹事長に就任 地元・鹿児島4区は党ナンバー2の活躍に期待「地方の時代来る」
森山氏は2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、党本部が送り込んだ対立候補を破った。 当時の鹿屋市長だった山下栄さん(89)=鹿屋・肝属地区後援会長=は、「地方を守るため、不利になってもぶれない姿勢を今も貫いている」と感慨深げ。党には裏金事件などの逆風が吹くが「党を変えられるのはこの人しかいない。これまで同様、いろいろな人の話を聞いて整理し答えを出すはずだ」と期待する。 鹿児島市議出身で、37歳で全国最年少議長(当時)にも就いた森山氏は度々、「本籍は地方自治にある」と強調してきた。 40年以上の付き合いがあり、国政初挑戦の際には陣営幹部も務めた入船攻一市議(79)は「市議時代から週末は県内各地に足を運び、現場の声を聞いて鹿児島全体の課題に目を向けていた」と明かす。「築いた人脈を何より大事にする。なるべくして幹事長になった。新総裁をしっかり支えて」とエールを送った。
南日本新聞 | 鹿児島