Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

原因不明の痛みが続いて不安…もしかして「心の病気」が原因の場合も

配信

All About

◆原因不明の長引く痛みは心の病気が原因のことも

頭痛、腹痛、腰痛、関節痛など、体の痛みはよくある身近な症状です。痛みはケガやさまざまな疾患によって起こりますが、痛みを感じるのは、通常なら何かしらの原因があることで「痛覚」が刺激され、脳内に一連の反応が現れたときです。 しかし痛みが慢性的に続いたり、ひどくなったりしている場合でも、痛みを感じる部位自体に何の異常も見られず、病院を受診したりレントゲン検査を受けたりしても原因がわからないことがあります。その場合、痛む部位ではなく、心の病気により、痛みを感じる脳内の機能に何かしらの問題が生じている可能性があります。 ここでは心の病気の一つである「疼痛性障害」について、詳しく解説します。

◆痛みの役割・心理状態によって変わる痛みの程度

痛みには、体に起こっている問題を知らせる働きがあります。たとえばどこかをぶつけて骨にヒビが入ってしまった場合、見た目からは分からなくても痛みに悩まされ、その部位をかばうようになるでしょう。 痛みがあるからこそ、見た目だけではわからない骨の異常に気付くこともでき、回復のための手当てや安静にするなどの適切な対処につなげることができます。他の部位に関しても同じです。 もし、全く痛みを感じなければ、必要な手当てができずに完治まで長引いてしまったり、怪我や疾患が悪化してしまったりすることもあります。痛みを覚えること自体は、身体の状態を保ちながら生きていく上で大切なことです。 一方で、痛みの感じ方にはその時の心理状態も関係することがあります。例えば、大好きなレジャーの最中や、楽しみにしていたコンサート中に身体をどこかにぶつけたとしても、何かに夢中になってテンションがあがっているような時には、ほとんど痛みを意識せずに済むかもしれません。 それとは逆に、非常にイライラしているときに同じように身体をぶつけてしまった場合、痛みと驚きで思わず神経質な悲鳴を上げてしまうこともあるかもしれません。このように心理的な要因はそのときの痛みの感じ方のレベルをかなり左右するものです。そして一般に気持ちが沈んでいるときほど、痛みはより感じやすくなると考えられています。 身体的な異常があるわけでもないのに、強い痛みが慢性的に続いてしまうと、痛みの症状自体が日常生活を損なってしまうこともあります。心理的な要因による「疼痛性障害」が考えられるような場合は、精神科的な対処が望ましくなります。

【関連記事】