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【使いこなし編】第48回:Amazon「Fire TV Stick」で録画したテレビ番組を視聴する

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Impress Watch

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。 【この記事に関する別の画像を見る】  そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続できている。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。  今回からは、テレビレコーダーで録画したテレビ番組をFire TV Stickを使ってWi-Fi経由で視聴する方法を解説していきたい。「TVer」など放送のネット見逃しサービスの配信番組も増えているので、番組を録画する必要性は薄れつつあるが、1週間などの公開期限を気にせずに番組を自分好みでストックしておき、空き時間に自由に見られるのは、やはり便利だ。  自宅にテレビやディスプレイが複数あるなら、Fire TV Stickを使えば、各テレビごとにレコーダーを用意する必要はなくなる。どれか1台にアンテナに接続されたレコーダーを繋いておけば、ほかのテレビやディスプレイではFire TV Stickを使い、自宅のWi-Fi経由で視聴できるようになる。アンテナ線が用意されていない部屋へテレビを置いたり、PC用のディスプレイなどでも気軽に録画した番組を鑑賞できるのがメリットだ。 ■録画番組を「Fire TV Stick」で見るには「DLNAサーバー」機能を持つレコーダーが必要  番組を録画するビデオレコーダーは、ネットワーク経由でコンテンツを転送できる「DLNAサーバー」機能を持つことが前提となる。この機能はメーカーによって呼び名が異なるが、「お部屋ジャンプリンク」「ネットワーク連携」「ホームネットワーク」「ホームサーバー」といった機能名が記されていれば利用できる。  今回は、お手頃なアイ・オー・データ機器の「REC-ON」シリーズを選んでみた。ブルーレイディスクへの録画機能が省かれていて、外付けHDDへに録画していくという割り切りスタイル。Fire TV Stickと組み合わせて2台目のレコーダーとしても気軽に使えるモデルだ。スマホアプリ「REC-ON App」でネットワーク視聴ができ、アプリからFire TV Stickにキャストすることができる。アプリは無料で利用できる。  このウェブページにあるアイ・オー・データ機器の地デジレコーダー関連のラインナップは、少々分かりにくいので補足しておこう。  新4K衛星放送に対応したレコーダーは、ネットワーク視聴に対応していない[*1]ので、Fire TV Stickで録画番組を再生する今回の目的では対象外だ。それ以外のモデルは、ネーミングはさまざまだが実際は似通った兄弟モデルと言える。 [*1]……映像コンテンツの転送に使われるDLNAとDTCP-IPでは、4Kの再生は現時点で非サポート。Fire TV Stickを含め、ネットワーク経由で視聴できるのはフルHDまでだ  まず目に付くのがハードディスクレコーダーというジャンル。「HVTR-T3HDTシリーズ」は、すぐ下にあるトリプルチューナー[*2]搭載ながらHDDは別売の「REC-ON(HVTR-BCTX3)」と外付け2.5インチHDDをセットしたモデルで、本体自体は全く同じもの。HDDも併せて購入するなら、動作保証がされているHVTR-T3HDTシリーズ、手持ちのHDDを使うならREC-ON(HVTR-BCTX3)を選ぶといい。 [*2]……チューナーは3つだが、同時圧縮録画は2つまで。基本的に録画×2、視聴×1ととらえるのがいいだろう。なお、非圧縮で録画後に圧縮もできる  なお、「REC-ON(EX-BCTX2)」という似たようなモデルはAmazon.co.jp専売モデルで、ダブルチューナーの廉価版だ。  REC-ON(HVTR-BCTX3)の下にあるのは、シングルチューナーでテレビ出力用のHDMI端子も省いた「テレキング(GV-NTX1A)」。スマホやFire TV Stickなどによるネットワーク経由での視聴に絞ったモデルだ。外付けHDDへの録画中には裏番組を視聴できない。 ■USB 3.0接続の2.5インチHDDがオススメ  これらのモデルは全て外付けHDDがなければ録画ができない点は注意したい。バスパワーで動作する2.5インチHDDなら、外部電源は不要でUSBケーブルだけをつなげばいいのでスマートだ。今回選んだREC-ON(HVTR-BCTX3)では、HDDがUSB 3.0接続なら3番組、USB 2.0なら2番組まで同時録画できる[*3]。 [*3]……HDDの容量は6TB、登録上限数は8台まで。HDD1台の録画タイトル数は2000という制限がある  この製品に限った話ではないが、レコーダーに接続したHDDはその機器でしか使えない。つまり、番組を大量に録り貯めても、万一レコーダーが壊れたら、別の機器にHDDをつないでも、それが同型番の製品であっても再生やメディアへの書き出しはできない。Blu-ray Discへの録画ができないレコーダーは、長期保存には向かない[*4]点は覚えておきたい。 [*4]……LAN経由でNASへ、直接録画したり録画後にムーブすることで対応できないことはない  このため、今回の製品では、とにかく一時録画しておいて、見たら消す(別に消さなくてもいいが)という使い方がメインになる。今回選択したHVTR-BCTX3含め、Blu-ray Discへの録画ができないDLNAサーバー機能搭載レコーダーであれば、こうした運用の仕方はメーカーを問わず全て同じだ。 ■レコーダーのセットアップではIPアドレスを固定するのがオススメ  レコーダーのセットアップの前に、まず本製品はWi-Fiには非対応なので、ルーターのそばに設置して有線LANケーブルをつないておこう。セットアップ自体は、初回設定の画面に従っていけばOK[*5]だ。ここではネットワーク設定を中心に簡単に見て行こう。他メーカーのレコーダーも似たような感じなので、参考になるはずだ。 [*5]……テレビに繋ぐことのできないテレキングのみ、初期セットアップを含めスマホアプリの「REC-ON App」から操作する  「ネットワーク接続設定」では、少し工夫して、可能であればIPアドレスを固定するといい。「ネットワーク接続設定」の画面で「手動」を選ぶと、IPアドレスを固定化できる。レコーダーは、DLNAサーバーとして動作させるので、こうしておくとネットワーク内の検索動作が安定し、スマホやFire TV Stickから見つけやすくなる。  ただし、Wi-Fiルーターの設定であらかじめ固定IPアドレスの範囲を設定しておかないと、DHCPによって自動で割り振られたIPアドレスとバッティングしてしまう[*6]ことがあるので注意したい。 [*6]……LAN内で機器のIPアドレスが重複していると、設定時点で偶然重複せずに使えてしまっても、自動割り振りで重なってしまった際に、突如として動作がおかしくなってネットワークの動作が不安定になり、原因究明に手間取ったりする  IPアドレスの手動設定がよく分からなければ、固定しないと使えないというワケではないので、「自動(DHCP)」を選択しておいても大丈夫だ。なお、IPアドレス固定に関しては、『第38回 自宅のLANでIPアドレスを固定すると便利な機器は?』あたりで解説しているの、で参考にして見て欲しい。  次回以降はアイ・オー・データ機器のレコーダー専用のスマートフォンアプリ「REC-ON App」とFire TV Stickを組み合わせて活用してみる。その後、汎用のDLNAサーバーとしての使い方も解説するつもりなので、他社レコーダーの場合はしばし待っていて欲しい。 ■今回の教訓(ポイント) 録画した番組をFire TV Stickで楽しむにはネットワーク配信対応のレコーダーが必要 DLNAサーバーとなるレコーダーのIPアドレスは固定すると安定しやすい

INTERNET Watch,村上 俊一

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