柔道五輪3連覇の野村忠宏氏が“形”の世界一挑戦に意欲?「3冠狙えるかな」実現すれば異例…GS東京大会で演武を披露
柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏氏(49)が7日、東京体育館で開催されたグランドスラム東京大会の試合の合間に「形」の演技を行った。武士が甲冑(かっちゅう)を身につけた際の攻防を想定した「古式の形」で、技を掛ける取り役として、受け役と呼吸を合わせながら一つ一つの技を披露。久々に観客の前で柔道着を着て実戦の畳に上がり、「緊張感がある畳に立ててうれしい。気持ち良かった。(形を)ライフワークとして続けたい」と汗を拭った。 【写真】キュートな阿部詩が瞳ガバッ見てますよ野村パイセンwww 現在7段の野村氏は、8段への昇段を目指して今年1月から形の稽古を重ねていたといい、今大会に向けては全日本柔道連盟からのオファーを受け、観客の前での披露が実現した。 五輪3連覇の実績を持つレジェンドは「形の世界選手権で(五輪、世界選手権に次ぐ)3冠を狙えるかな?」とぶち上げ、金メダリストとしては異例となる形での世界一挑戦の可能性も示唆。柔道界では五輪、世界選手権に加え、体重無差別で争う全日本選手権のタイトルが「3冠」とされるが、最軽量級の野村氏にとっては難しい条件だっただけに、「(形に)継続して取り組んで(気持ちが)前向きになれば、(形の)世界選手権に挑戦したい」と将来的なチャレンジへの意欲をのぞかせた。