学校のシンボル・カエデの木を親子で手入れ 館山の神余小(千葉県)
館山市の神余小学校PTA校外子ども育成部(大塚基部長)は、学校のシンボルになっているカエデの木の手入れをした。児童や保護者ら40人が参加し、講師の指導を受けながら養生作業に精を出した。 このカエデは正門近くにあり、樹齢150年以上といわれている。高さ約15メートル、幹回り約3メートル、広がった枝の幅は約15メートルの大木で、夏場には子どもたちが木陰で暑さをしのぐなど、学校を象徴する存在になっている。 12年前から葉の減少が目立ってきたため、児童、保護者らが奉仕活動で保護に取り組んでいる。 作業では、カエデの木の周囲にドリルで深さ30センチほどの穴を掘り、そこに竹を使って肥料を注入した。児童たちは、地域住民の指導を受けながら作業に当たっていた。 大塚部長は「150年間、神余小学校と子どもらを見守り続けてくれた。この先も元気に見守り続けてもらいたい」と話していた。 (押本裕也)