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モンテディオ山形強化部 渋澤大介氏【後編】「大切なのは、選手としてのパーソナリティ」

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高校サッカードットコム

 2019年よりモンテディオ山形の強化部にてスカウトを担当されている渋澤大介氏。今回、スカウトのお仕事についてやモンテディオ山形として獲得したい選手像などお話を伺った。 【フォトギャラリー】モンテディオ山形 ーー高校年代の選手獲得について、更に詳しく聞かせてください。  高校年代でフィジカル的に長けている選手もいますが、フィジカルは先天性というよりトレーニングで補える部分ではと捉えていて、それよりも技術の部分をより重視しています。技術は小さい頃から培ってきたもので、大人になってから劇的な向上というのはフィジカルに比べると難しい部分と捉えています。フィジカル面で適わなくても、技術の部分でプロ相手にプレー出来るかというのは特に意識してチェックしています。 ーー新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スカウト活動にも影響はあるのか。  今回の新型コロナウイルス拡大感染の影響は皆さん同様多少なりともありますし、ゲームがありませんのでスカウト活動というのは実際出来ておりません。3月以降大学も高校もフェスティバルや公式戦がより活発になる時期でたくさんゲームがありますので、そこに合わせて例年スカウティング活動を行なっていました。それが出来ていないので、例年以上に選手の情報を集めるのに苦労している状況ではあります。  ただ、既に2021年シーズンの新加入選手として、大学生と高校生1名ずつ計2名内定しています。その年の最上級生を追いかけるのではなく、ある程度前以て下の年代から注視して活動していますので、今試合が無いからと言って慌てている状況ではありません。昨年の就任から、もう1名のスタッフと共に先を見据えて幅広く情報を収集することはより意識して取り組んできました。現状は動きが取り辛い状況ですが、再開に向けた準備とその後の段取りを今の時間で行なっています。 ーープロを目指す選手へ向けて。  今完璧な選手はいません。2~3年掛けてクラブとして育てていき、その上での伸び代を見ています。フィジカル面・技術面もとても大切ですが、もしかするとそれ以上に大切なのは、選手としてのパーソナリティではと思います。  分かりやすくメンタルという言葉を用いて、精神面が強い弱いと表現することもありますが、身を置く環境によって大きく変わる部分だと感じます。それよりも、選手個人が夢というか、どういう目標・野心を持ってサッカーに取り組んでいるのか。そこの部分は僕らも大事にしています。  モンテディオ山形はクラブの目標として、まずJ1に昇格することがありますが、その目標に向かって様々な取り組みをしています。そこで一緒にその夢を叶える為に、またその環境下で自身のキャリアアップにつなげる為に明確な目標を持って取り組める選手なのか。プロになることがゴールではなくあくまで通過点であって、その先にこういうサッカー人生を送りたいという目標がないと生き残れない世界です。プロになれば、より困難なことが待ち受けているというか、今まで通用していたことが全く通用しないというのが当然出てきます。その中でどう取り組めるか、自分の目標に向かって自分を向上させられるか、また必要に応じて自分をどうカスタマイズするか。  そういう環境の変化に対する適応能力、パーソナルな部分で野心を持っている、プロになることでこういうことを目指している、という選手たちを獲得したいと思います。  重複しますが、クラブとしてJ1昇格というのが大きな目標です。去年社長が代わり、よりファンを増やす取り組みも行なっています。その成果として、昨年のホームゲーム平均来場者数が昨対で約2,000人アップの8,000人を超えました。J1に昇格する為、またその先にJ1で上位争いを展開する為の基盤を作っています。そのビジョンを共有し、共に成長出来る選手を積極的に獲得していきます。 ーープロのサッカー選手を志すプレイヤーへ向けて、貴重なお話をありがとうございました。 (取材=編集部 )

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