見た目は80’sアメリカン。機能は最新国産。新型SUV「バディ」が超気になる!
シボレー「K-5ブレイザー」あたりを彷彿させるフロントマスク。我々世代にドンズバな、ワイドで武骨な顔つき。おそらく旧車のアメ車か何かか……。 実はこれ、今月予約販売を開始する、光岡自動車のSUVなのだ。
見た目以外も、街乗りサイズで最新国産車の機能性と快適性を備えているという二物を与えられた「バディ(Buddy)」のサイトが、10月29日に公開された。 「バディ」は、光岡自動車として初めて手掛けるSUV。そのコンセプトは「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」だという。 だから車名も、仲間とキャンプやサーフォン、スキーなどを楽しんだり、街中を駆け抜ける相棒=バディとされた。
同社といえば日産「マーチ」をベースとした、1960年代イギリス車風の「ビュート」や、マツダ「ロードスター」をベースとする、1930年代のイギリス風の2シーターオープンカー「ヒミコ」など、国産車ベースの個性的なモデルを開発してきたメーカーだ。 「ビュート」や「ヒミコ」のように、もともとクラシカルなヨーロッパ車テイストを得意としてきたのだが、今年7月には、「ロードスター」ベースの、2代目シボレーコルベット(C2)風「ロックスター」を発表。 お、今度はアメリカンか、と思っていたところに、今度の「バディ」が現れたというわけだ。
今のところ「バディ」のベース車は公表されていないが、タイヤとホイールを覆うフェンダーやリアのピラー(ルーフとボディの間の柱)を見る限り、おそらくトヨタ「RAV4」という説が有力。 しかし、ベースが何かが分からなくなるほどカスタマイズするのが、同社の真髄。 ギラギラ感満載なメッキグリルや縦置きのヘッドライト、その下にドンと置かれた太いメッキバンパーなど、フロント周りはかなり’80年代のアメリカンSUVルック。 リアライトは「RAV4」の横長タイプから一転、かつてのキャデラックを彷彿させるタテ目に改められている。 またホワイトレターの入ったオールテレインタイヤや、レトロなホイールを履いた写真も公開されているから、オプションとして用意されるようだ。