ホーバークラフト、別府湾の遊覧がスタート 約15年ぶりに復活
浮上航行する水陸両用の乗り物、ホーバークラフトの旅客運航が30日、約15年ぶりに復活し、市民らが別府湾の遊覧ツアーを楽しんだ。運航を担う「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は、大分空港と大分市を別府湾を通って結ぶ定期航路を、12月中にもスタートさせる考えだ。 【写真】ホーバークラフト周航のターミナルに並んだ第1便の乗客たち=2024年11月30日午後0時43分、大分市駄原、徳山徹撮影 大分市のターミナルでは、午前8時過ぎから、同社のスタッフミーティングが開かれ、小田典史社長が「いつも通り安全最優先で」と呼びかけた。やがて艇庫から滑り出した3隻が近くの別府湾に勢ぞろいした。 小田社長によると、旅客用のホーバークラフトが就航しているのは、現在、英国と今回始まった日本だけという。「英国の運航会社は2隻しか所有していないので、3隻の『勢ぞろい』ができるのはここだけ」と胸を張る。
朝日新聞社