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世界が注目したブンデス再開、浮き彫りになったメリットと問題点。求められるのは「指先の感覚」だ【現地発】

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SOCCER DIGEST Web

無観客でホームのアドバンテージは薄れた?

 新型コロナウィルスの影響で中断されていたブンデスリーガが5月16日、約2か月ぶりに再開された。 【PHOTO】2019-20シーズン、ドイツで活躍する日本人選手6人を紹介!  ブンデスリーガ再開は、世界中から注目を集めている。  多くのクラブに存続の危険性があり、テレビ放映権など経営面などを考慮し、ブンデスは最終的にリーグ存続をかけた決断をした。そして、ヨーロッパにおけるサッカーはただのスポーツ、ただの趣味ではない。多くの人にとって欠かすことのできない生きがいなのだ。たとえ無観客でも、プロサッカーの試合が開催されることで、間違いなく社会に活気は生まれる。コロナ後の経済復興に向けて大きな希望になるのは間違いない。  可能な限り感染の危険性を減らすため、徹底した衛生対策を取り、なんとか6月30日までに今季の日程を終わらせようというのが、ドイツリーグ協会(DFL)が打ち出した方針だ。そこには妥協も一切ない。ドイツ代表監督ヨアヒム・レーブも例外ではなく、現行の方針では主催クラブが関係者枠でレーブを招待しない限り、彼の立場であっても、スタジアムで観戦することはできないのだ。  試合当日、スタジアムは無観客で、関係者も入場が制限された。最大でスタジアム内には300人までだ。僕も、ハノーファー対ドレスデン、フランクフルト対ボルシアGMの試合に取材申請を出し、可能性を確認してみた。が、ジャーナリストは10人しか中には入れないという連絡を受けた。そうなると『kicker』誌、通信社、地元紙、『Bild』紙などで枠はすぐに埋まってしまい、外国メディアに関しては現時点では難しい、と広報から伝えられた。  出場する選手、審判以外はみなマスクを着用。フィジカルスタッフなどは手袋も着用する。当初は監督もマスクの着用が求められていたが、「それでは指示を出すことが全くできない」という監督サイドからの要望もあり、議論の結果、監督に限っては例外的に試合中マスクをつけなくてもいいというルールとなった。  再開マッチ後、ドイツメディアの反応は、ここまでのところおおむね良好だ。『Bild』紙は、最初の無観客試合とこれまでのリーグ戦を比較し、「得点数が減少」「主審の判定がスムーズ」「1対1の競り合いはこれまで通り」「走行距離には変化なし」「プレーオンの時間アップ」「ホームアドバンテージはない」という6つの要素を取り上げていた。  観客がいないことでファンからのブーイングや声援がない。そのため、主審が判定を下すのに大きな騒動が少なく、そうした外的要因がなくなったことでホームチームのアドバンテージがほぼなくなったことが注目点だろうか。実際、今節では9試合のうちホームチームで勝利したのはドルトムントただ1チームだけだった。

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