バークレイズ、インドと日本での採用強化-市場事業と投資銀行事業で
(ブルームバーグ): 英銀バークレイズはアジア太平洋地域を、さらなる投資と雇用拡大の重要な地域と位置付けている。同地域責任者のジャイディープ・カーナ氏が明らかにした。富裕層ブームと市場活動の活発化が地域を有望市場としている。
同氏は14日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「当社は日本とインドの両方で、市場事業と投資銀行事業において採用を行っている」と語った。アジア太平洋地域は「さらなる投資が向かう先」だと述べた。
バークレイズは、ゴールドマン・サックス・グループなど他のグローバル銀行と共に、昨年の日本での利益が増加した。債券トレーディングの急増が寄与した。
インドは、アジア太平洋地域におけるもう一つの有望な市場であり、バークレイズは同国に強い足場を持ち、活況を呈する経済と株式市場で優位に立つことが可能になっている。
「インドでは、経済成長と富の創出に伴い、ウェルスマネジメント事業が急成長している」とカーナ氏は述べた。「中国や東南アジア以外からの富の管理を支援するサービスへのニーズが高まっている。 著しい成長が見られる」と語った。
同行は7月、インドとシンガポールのプライベートバンキング資産を2028年末までに4倍に増やす目標を明らかにしている。
原題:Barclays on Hiring Push in India, Japan, Says Regional Chief (1)(抜粋)
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Haslinda Amin, Chanyaporn Chanjaroen