【360度画像】神戸ルミナリエ点灯 震災を語り継ぐ鎮魂の輝き
【360度動画】神戸ルミナリエ点灯 震災を語り継ぐ鎮魂の輝き 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
1995年に発生した阪神・淡路大震災による犠牲者の鎮魂の意を込めた「神戸ルミナリエ」が2日夜に、神戸市中央区の旧外国人居留地・東遊園旧外国人居留地付近などで始まった。
今年で22回目となるが、テーマは「光の叙情詩(Ode della luce)」。会場周辺では多くの警察官や警備員が誘導など見守る中、通行規制が行われていたが、点灯の1時間前には、すでに多くの市民らの姿があり、長い行列もできていた。 点灯式では、久元喜造神戸市長らが駆けつけ、地元の小学生らが復興を願った歌「しあわせ運べるように」を合唱。すると、行列の中からは、歌を一緒に口ずさむ人の姿が多く見られ、中には「この歌、ずっと学校で歌ってきたよね」と話し合う若い女性らの姿もあった。
そして、午後6時の点灯の瞬間、まぶしいくらいに輝く神戸ルミナリエの光景に、駆けつけた市民らからは多くの歓声と拍手が沸き起こっていた。 「光の叙情詩に託し次世代に語り継ぐ」というテーマを基に約30万個を超えるLED電球が輝きを放つ。始まった時間は、ちょうど家族連れの姿が見られ、子供らからは「きれいやね」という声が多く聞かれる。そして、子供らから「ルミナリエってどうしてやってるの?」と聞かれ、震災のことを話している母親の姿も見受けられた。
震災による犠牲者への永遠の祈りなどの思いが込められたこの輝きが、阪神淡路大震災を語り継いでいく。開催期間は11日まで。時間は期間中の月~木曜は午後6時~同9時半まで。金曜は午後6時~同10時まで。土曜は午後5時~同10時まで。日曜は午後5時~午後9時半までとなっている。