加藤産業が秋冬新製品 プレミアム感や簡便性 多様な切り口で
加藤産業は秋冬の新製品34品(うちリニューアル6品)を発売する。プレミアム感を強調した商品や健康志向、簡便志向に対応したもの、買い得感が打ち出せるものなど、様々な切り口から商品提案する。 『カンピー ザ・プレミアム』の新シリーズ、「芳醇果実」は紙容器入りのジャム。ストロベリー、ブルーベリー、フルーツパーラーの3種類を揃える。 糖度が45度と低い一方、果実の含有率はレギュラー商品の2倍と多い。各130gで希望小売価格250円(税抜・以下同)。 同じく『ザ・プレミアム』の「果実の贅沢」2品(各185g・630円)はリニューアル。 このうち「3種のマーマレード」はネーブル、いよかん、温州みかんの原料3種すべてを国産にすることで「さらにプレミアム感を高めた」(太田茂治ブランド事業部長)。 初の機能性表示食品「グロビンペプチド配合つぶあん」(200g・630円)は商品名の通り、食後の中性脂肪上昇を抑えるグロビンペプチドを配合したカップ入りのあん。健康志向にアピールする。
女性社員による『西宮なでしこプロジェクト』が開発したのは、簡便性を訴求できるレンジ調理用の新製品。魚を調味液の入ったパウチに入れてレンジで温める「味噌煮の素」と「生姜豆乳クリーム煮の素」(各2人前・320円)。いずれも大関の酒粕を配合し、コクのある味わいに仕上がる。 同じくレンジ調理の「白玉餅」(55g・140円)は、6個入の使い切りタイプ。子育て世代をターゲットに、あんやフルーツ缶を使用し親子が簡単にスイーツ作りのできるシーンを想定する。 グループの和歌山産業も、レンジで温めるパウチタイプのぜんざい2品(珈琲ぜんざい、クリームぜんざい・各150g・160円)を発売。「若年層を主なターゲットにする」(同)。 このほか、100均売価を想定した国産原料使用の「鶏がらスープの素」(50g・130円)、45杯分が入った「野菜たっぷり8種の具材 みそ汁の具」(90g・450円)など買い得感を意識したもの、紙パック入りの輸入パスタソースのように環境に配慮したものなど、様々な切り口から訴求できる商品を揃えた。