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米子北が授業と部活動再開。インハイ中止も気持ち奮い立たせてきたFW崎山友太「目標は変わらない」

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ゲキサカ

[2020シーズンへ向けて]  インターハイに12年連続、全国高校選手権には10年連続で出場している常連校、米子北高(鳥取)で、1年時からレギュラーとして活躍してきた。FW崎山友太(3年)は集大成の年に、自らのプレーで道を切り開くべく燃えている。  ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース(沖縄)から、長男の諒一さん、次男の誉斗さんもプレーした米子北に進学。当初はBチームだったものの、県リーグでいきなり得点を量産し、すぐAチームに引き上げられた。1年夏のインターハイに右サイドバックで出場した後、本来のFWへ。選手権デビュー戦となった2018年度大会の1回戦、国士舘高(東京)戦では前半7分に先制点を挙げ、1-0の勝利に貢献している。  その後もスペースへのランを繰り返す走力、鋭い得点感覚を武器に攻撃の中心となっているが、今年1月の2度目の選手権では悔しさを味わった。大会連覇を狙う青森山田(青森)と対戦し、0-6で大敗。自身は前半のシュート1本に封じられ、後半30分に交代で退いた。痛感したのは「ゴール前まで自分で持ち込んでいってシュートを打つ個の力、力強さ、うまさが足りない」こと。加えて「球際の強さ、ボールを奪いに行くことが全然できなかったので負けた」と、守備面の課題も見いだした。  最終学年を迎え、「去年は守備から入った後、攻撃につなげる部分がうまくいかなかった。今年は自分が基点になり、良い守備から良いカウンターを仕掛けられるようにしていきたい」と求められる役割をイメージしている。ただ、それを全国大会で最初に体現するはずだったインターハイは、新型コロナウイルスの影響で4月26日に中止が決定。「1、2年生の頃の先輩は、インターハイに進路を懸けてプレーしていました。自分も将来のために進路を懸けようと思っていたので、ショックだった」と振り返る。  それでも「できることを最大限にやっていきたい」と、懸命に気持ちを奮い立たせた。米子北は5月7日から授業と部活動が再開。現在は平日の2時間だけ部活動が許可されているが、「自主練習は個人でやっていて、できることが限られていました。相手をいなすようなプレーや、体の入れ方は全体練習でしかできないので、もっとこだわっていきたい」と、再びグラウンドでの成長を期している。  中村真吾監督は「いままでは先輩にパスを出してもらって、何とか引っ張ってもらってきたけれど、3年生になって、人を使えるようにならなければいけない。いろいろなことに気付いて、チーム全体が見える選手になってほしい」と語り、さらなる成長を促している。「周りと絡むプレーが好きなので、それができる全体練習は楽しい」と語る崎山はそうしたプレーに加え、これまでの全国大会での経験を踏まえ、「どん欲さ、絶対に決めるという気持ちが大事。ちょっとでも自信がないようなプレーをしてしまうと、全体の流れが悪くなるので、気持ちの強さと決定力を意識していきたい」と意気込む。 「選手権で優勝するために米子北に来た」という思いは、「プロになる」という将来の夢にもつながっている。「インターハイは中止になったけど、目標は変わらない」。見据えるのは、日本一だけだ。 (取材・文 石倉利英)

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