「苦しみに寄り添ってくれた」 涙と拍手、喜びの福岡高裁法廷
裁判長が約10分間の言い渡しを終えると、法廷は割れんばかりの拍手に包まれた。同性婚を認めない規定を違憲と断じた13日の福岡高裁判決。「苦しみに寄り添ってくれた」。原告たちは涙を流して固く握手を交わし、傍聴席からは歓喜の声がわき上がった。 「憲法13条に違反すると言わざるを得ない」。岡田健裁判長の言葉に、原告や弁護団は顔を見合わせた。幸福追求権の保障を掲げる13条違反の司法判断は初めて。 「幸福追求の願望は当事者が男女、同性でも何ら変わりがない」などと、読み上げが続く中、原告のこうぞうさん(42)はぼろぼろとこぼれる涙をハンカチでぬぐい続けていた。