体重は変わってないのに「ぽっこりお腹」...。そんな40代50代にこそゆるめピラティスがおすすめ!【森拓郎】
ピラティスは骨格を整えて美姿勢を作る効果が高く、お腹もスッキリ引き締まる
このような悪い姿勢を改善して、ぽっこりお腹も解消できるのがピラティスなのだそう。 「ピラティスは、骨盤が真っ直ぐのニュートラルポジションを基本姿勢とします。胸式呼吸をしながら常にこの基本姿勢を意識するので、骨盤の前傾や後傾がリセットされ、まっすぐに立ちやすくなります。また、ピラティスのもうひとつの特徴が、関節のひとつひとつを伸ばすのを意識しながら行うことです。これを“エロンゲーション”と言います。私たちの体は常に重力の影響を受けていますが、ピラティスでは関節同士を伸長する“エロンゲーション”を意識するので、骨格が整い姿勢もよくなります。その結果、お腹に正しく力が入るようになって、呼吸も深くなり、ぽっこりお腹が解消するのです」(森さん)
正しい姿勢
本来は、骨盤がまっすぐで、その真上に肋骨、頭がのっているのが正しい状態。この状態だと、お腹にしっかり力が入るので、お腹がぽっこり出ることなく、引き締まる。
NG1 スウェイバック姿勢
骨盤を前に突き出したスウェイバック姿勢。背中は丸くなって首は前に出ている状態。この姿勢だと、お腹の力が抜け、ぽっこり出てしまう。
NG2 首を前に出した猫背姿勢
首が前に出たストレートネックの猫背姿勢。胸が縮んで、肋骨の動きが悪くなり、呼吸が浅くなって体幹のインナーマッスルが衰えてぽっこりお腹に。
NG3 反り腰姿勢
猫背を改善しようとして、胸を張ってあごを引き、肩甲骨を寄せる意識をすることで反り腰姿勢に。お腹の力が抜け、ぽっこりお腹になってしまう。 このような悪い姿勢を改善して、スッキリと引き締まったお腹が手に入るのがピラティス。次回から具体的な動きをご紹介していくので、ぜひトライしてみて。 森 拓郎(もり・たくろう) ボディワーカー、ピラティス指導者、フィットネストレーナー。大手フィットネスクラブを経て、2009年に自身のパーソナルトレーニングスタジオ「rinato」を東京・恵比寿に開設。ピラティスにもいち早く着目して取り入れ、ボディメイクやダイエットの指導にあたる。足元から顔までを美しくするボディワーカーとして、モデルや女優など著名人からの信頼も厚い。著書は『ボディメイク・ピラティス』(ワン・パブリッシング)など50冊以上、累計発行部数100万部以上。国内最大級の月額オンライングループレッスンも行う。 オフィシャルサイト https://moritaku6.com Youtube ボディワーカー森拓郎のチャンネル https://www.youtube.com/@森拓郎-h4z 撮影/水野昭子 取材・文/和田美穂 構成/藤本容子
森 拓郎