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企業トップに聞く『コロナの影響』:星野リゾート・星野佳路代表

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MBSニュース

新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる旅行・観光業界。インバウンドの恩恵を受けてきた関西の観光はどうなっていくのか。毎日放送の番組『ミント!』の中で、星野リゾート・星野佳路代表にリモート出演して頂き、ポストコロナの展望を聞きました。(当日出演者:シャンプーハットこいでさん、シャンプーハットてつじさん、宋美玄さん(産婦人科医)、大吉洋平アナ、西村麻子アナ、辻憲太郎解説委員)

(以下、敬称略) 大吉:今年は例年と違うGWでした、星野リゾートへの打撃は? 星野:私たちも緊急事態宣言が初めての経験だったので、まるで違うGWでしたし、打撃というよりマイナスはすごく大きかったです。 大吉:どれくらいのマイナス? 星野:観光需要全体が8~9割マイナスでしたので、私たちのような施設は90%以上売り上げが落ちた。これはGWだけでなく4月、5月の緊急事態宣言全体で言えること。

大吉:関西に住む我々からすると、計画中の新今宮、旧奈良監獄、施設への影響は? 星野:私たちは、コロナ対策は18か月のプロジェクトだと思っている。今計画している新今宮、そして旧奈良監獄は2022年頃に完成するプロジェクトなので、今のところ全く予定に変更なく淡々と進めていきたいと思っています。 大吉:新今宮、奈良の施設は楽しみに待っている、で大丈夫ですか? 星野:もちろんです。この2つだけでなく日本全国、どれも運営をしっかり進めていきたい。

「悲観的に捉えがちだが、1年半という期間で今を見る」

大吉:プロフィールを紹介させていただきます。1960年軽井沢生まれ、1983年慶応義塾大学を卒業、そのあとアメリカに渡られている。星野さん、1983年の留学って一般的ではなかった時代では? 星野:意外にMBAに行く人が増え始めた時期だったんです、私はホテル経営のMPSというプログラムでしたが、ビジネススクールに日本人が増えはじめ、ホテルスクールは私学年で1人だけでしたが、それでも当時は増えはじめた時期です。 大吉:1991年31歳の若さで星野リゾートの前身となる星野温泉の社長に就任。 星野:ちょうどバブル経済が崩壊した瞬間でして、あの崩壊がなければ当時社長に就任することもなかったと思っているんですが、そういう意味ではコロナ危機と少し似通ったところがありまして、ある日突然経済危機がやってきた、というときに社長就任しました。 大吉:そういう意味では、全国展開している星野リゾートは、東日本大震災の時も大きな危機に瀕しましたよね。 星野:ですから、社長就任時期にバブル崩壊、その後リーマンショックがあり、東日本大震災、私たち福島県に2施設運営して、原発事故の風評被害はいまだに続いている。そういう意味では何回か危機を乗り越えてきていまして、今回は過去にない経験をしているが、しっかり乗り越えていきたいと思っています。 シャンプーハットてつじ:乗り越えていくプランは具体的にあるんですか? 星野:18か月(1年半)で計画することが大事。18か月で見たとき、この4月5月は緊急事態宣言が出て、ウイルスの拡大を止めないといけない時期なのです。そういう風に考えれば、今はどちらかといえばうまく行っている時期。ちゃんと拡大も止まって来ているし、ここでしっかり止めることが、その後の日本国内の観光需要を少しずつ戻すことにプラスだと思っている。4月5月だけだと悲観的になりやすいけど、1年半という期間でとらえて今を見る。そうすることで私たちが何をするべきかが明確になっていきます。

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