ゆだねるだけで脚のむくみが流れる!ふくはらぎの筋膜リリース
脚のむくみは、放置しておくと夜間のトイレにもつながるとご存じですか?あなどるなかれ!ふくらはぎのむくみについて徹底解説! *写真で詳しいやり方を見る→ゆだねるだけで脚のむくみが流れる!ふくはらぎの筋膜リリース ■むくみとは何か 体の60~70%は水分といわれています。そのうち、約3分の2は細胞内液といわれる細胞の中に含まれる水分。約3分の1は細胞外液と呼ばれる血液・リンパ液・細胞の間にある細胞間液です。むくみは、この細胞内液と細胞外液のバランスが崩れて、細胞と細胞の間に水が溜まってしまった状態のことをいいます。特に塩分や糖分、お酒を摂りすぎると、血管内のバランスが崩れ、水分の吸収がうまくいかなくなり、むくみにつながります。 ■夜中のトイレもむくみから? 夜にふくらはぎがむくんだまま寝ると、ふくらはぎにたまった水分が、睡眠中に血管に吸収され、血管内の水分が増えます。それにより、夜間にトイレに行きたくなる原因にもなるのだとか。日中パンパンに張った脚のむくみもつらいですが、寝る前のむくみケアを行うことで、しっかりむくみを流し、次の日の朝までぐっすり眠ることができるでしょう。 ■ゆらすだけのむくみケア! 寝る前1分。ゆらすだけのむくみケアの方法をご紹介します。アーチヨガブロックを利用するのがオススメですが、筋膜リリースのローラー、ストレッチポール、丸めたバスタオルなどでも代用ができます。座った状態からスタートしていきましょう。 1)右脚のふくらはぎをアーチヨガブロック(またはフォームローラーや丸めたバスタオル)の上に乗せ、両手は上半身を支えるように後ろにつく 2)右脚をぶらぶらと左右にゆらすと、ふくらはぎにブロックが当たってマッサージされる ブロックの位置を足首に近い方、ふくらはぎの真ん中、ふくらはぎの上部(膝に近い方)の3か所、それぞれ20~30秒ずつ行ってみましょう。もう少し圧が欲しいと感じる場合は、左脚を右脚の上に乗せて重みをかけながら左右に揺らすと、心地よい圧を感じられるでしょう。体を揺らすという動きも、心と体をリラックスさせます。脱力してゆらゆらとまどろむように行うと、寝つきも良くなるかもしれませんね! 痛すぎるリリースは、逆に筋肉を硬くしてしまうなど逆効果になることもあるため、いた気持ちいい圧になるよう、調整しながら行いましょう。 ライター/伊藤香奈(ヨガ講師)
伊藤香奈