わが家は「年収800万円」で、妻は専業主婦です。「老後の年金」のために妻が働くと、将来の受給額はどれだけ増えますか?
専業主婦の妻が働くメリット・デメリット
専業主婦の妻が働くメリットには、世帯年収の増加が挙げられるでしょう。夫・妻それぞれが給与を受け取れるため、現役中の世帯年収はアップします。 また、妻が厚生年金に加入できれば、将来受け取れる年金額も増やせます。収入源の限られる老後において、年金を少しでも増やせるのは大きなメリットといえるでしょう。 一方、妻が働きに出るデメリットとして、これまで妻が担当していた家事や育児の時間の確保が難しくなる可能性があることが挙げられます。家事の分担などが事前に明確になっていないと、夫婦仲の悪化や家庭トラブルにつながる可能性もあるでしょう。
まとめ
将来の年金額に不安を感じる片働き世帯は、妻も働きに出れば年金額を増やせます。年金額が増やせれば、老後生活にも余裕が持てるでしょう。 一方、共働きとなると、これまでできていた家庭内の仕事をする時間が確保しづらくなる場合もあります。家事の分担などを決めておき、夫・妻互いに家庭と仕事を両立できるよう、コミュニケーションを取りながら協力して取り組みましょう。 出典 総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在) 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 厚生労働省 公的年金シミュレーター 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部