製造業デジタルサービスを加速 デジタルベリー 赤羽根康男社長 埼玉活躍企業
中小製造業向けウェブ・PR支援サービスなどで数多くの実績を上げているデジタルベリー(さいたま市中央区)。赤羽根康男社長(48)は、埼玉から日本を代表する『クロスメディア総合提案カンパニー』を目指したいと力が入る。 --創業のきっかけは 「自分の力を試したいと思い、起業しました。学生時代の海外での出会いから『起業』が人生の夢になり、商社勤務後に27歳で起業しました。企業理念は『5つの貢献』で、『お客様・社員・業界・地域・雇用納税』の5つに、ウェブ制作をはじめとした『クロスメディア総合提案サービス』で貢献したいというものです」 --現在注力している事業内容や課題は 「『製造業ドットコム』という中小製造業向けウェブ・PR支援サービスに注力しています。ホームページ制作、デジタルカタログ制作、印刷物・動画制作、テレビ埼玉『ググっと!製造業』の制作協力などを通して、製造業の技術・商品力の強みPR支援に力を入れています。現在、製造業に特化したサービスとしては国内ではトップクラスの実績です」 「製造業の海外展開支援のサービス提供も強化しています。シンガポールのマーケティング会社『TAMSAN』と今年1月に業務提携し、英語や中国語のウェブサイト作成支援などを行う予定です」 ■創業から19期連続増収・経常黒字 --今に至るご苦労は 「今年、創業20周年を迎えることができました。創業から19期連続増収・経常黒字を続けています。とはいえ、創業からの20年間では市場環境の変化などさまざまな苦労もありました。元々、デジタルカタログ分野で競争力があったのですが、創業10年目辺りでウェブ制作業務に注力するも差別化が難しく、大きな壁にぶつかりました。ウェブ制作をほぼ内製できる強みなどを生かし、売り上げ以上に良いお客さまと知り合えたのが後半の10年でした。今年開催した『20周年パーティー』には、約300人の方に参加いただくなどたくさんのお客さまとのご縁に恵まれ、20年間継続することができたことに感謝しています」 --新たに取り組みたい事業や目標は