健康的に長生きするためのヒント10
慢性疾患や長期にわたる病気を防ぎつつメンタルヘルスを向上させるには、健康的な生活を送ることが一番大事なのは誰もが知っていること。 けれど世の中には情報があふれているし、流行りの健康ブーム(セロリジュースとか)もたくさんあって、健康的に長生きするためにどの生活習慣を実践するべきなのか、正確に判断するのはとても難しい。 新たに健康的な習慣を始めようと思っていたけれど、苦戦しているという人もいるのでは? 人はストレスを感じたり精神的に圧倒されると、睡眠不足になったり、普段より多くジャンクフードを食べてしまったりと、基本的なことをおろそかにしてしまいがち。そんなときこそ基本に立ち返って、もっと水を飲んだり、運動するよう心がけたいところ。 健康的なライフスタイルについて何をどう選択していくべきか、総合医のロジャー・ヘンダーソン医師に10のアドバイスを教えてもらった。
1. 水をたくさん飲む
人は生まれる際、体内の約97%が水分だそう。大人になるとこの数値はわずかに減少するけれど、それでも75%前後が水だという。 脳細胞の大部分は単純に水分で、歯でさえも10%の水分を含んでいる。体内のすべての細胞機能はなんらかの形で体の水分量に関係していて、たとえば血液やがんと闘う免疫システムは老廃物を洗い流し、栄養素や必須アミノ酸を輸送するために水分を必要とする。 また健康な細胞は水分中の栄養素を吸収することで機能しており、たった2%体の水分が失われるだけで、エネルギーレベルは5分の1も低下すると言われている。だからこそ、のどの渇きに注意するのは大切なこと。 1日を通しできるだけこまめに水(お茶やコーヒーでもいいけれど)を飲んで、理想的な体の水分量を維持するようにしたい。
2. 睡眠を優先する
正常な睡眠時間といえばこれ、というシンプルな答えはないけれど、成人のほとんどは毎晩7~9時間の睡眠を取るのが理想的だ。 睡眠中は体が肉体的にも精神的にも回復、治癒、強化されるので、健康のために良い睡眠習慣をもつことはとても重要。