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対ウイルスと同じくらい、今こそ全地球人で環境問題と向き合おう!

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VOGUE GIRL

新型コロナ禍がまだ落ち着かないなか、先行きが見えない霧のなかで過ごしているような感覚をもっている読者も多いはず。全人類を脅かす、未だかつてないほど大規模な問題を前に、無力さすら感じることもあるだろう。これまで何年ものあいだ「CLIMATE JUSTICE=気候正義」を訴えてきたアクティビストたちは、今私たちが感じているそれとまさに同じ感情を長い間、抱えてきたのだ。今回、世界が一丸となってロックダウンをしたり、行動を自粛できたのだから、きっと長年、後回しにされてきた環境問題についても同じくらい行動的になることはできるはず! 若き気候変動アクティビスト、ジェイミー・マーゴリンが『TEEN VOGUE』に寄稿したコラムをご紹介。 出典:TEEN VOGUE

これまで何年ものあいだ、私たち気候正義アクティビストたちは、地球が直面している気候危機に対して即時対策を求め続けてきました。しかし、未だに十分なアクションが起きているとはとうてい言えない状況です。私たちが現在の経済システムから抜け出し、再生可能なエネルギーと持続可能な農業に完全シフトするまでに、残されている猶予は10年程度だというのが科学者たちの試算。それなのに私たちは、資本主義に基づく経済を最優先させ、異常気象、大量排気、疫病、飢饉、そして死へと、ひたすら突き進んでいるのです。これは大げさな話ではなく、この問題にキャリアを捧げた専門家たちが導いた根拠ある予測であり数値なのです。 では、こんな危機に瀕しているのになぜ、新型コロナウイルスと同じレベルの行動規制や、社会をドラスティックに変える取り組みが行われていないのだろうか。気候変動をくい止めるには早急に変革が必要だと政治家に伝える度にいつも、「そんなに早く変えることは無理だ」と答えるのが決まり文句。でも今回、世界が新型コロナによって、迅速な変革とビジネスの中断が可能であることが証明されたのです。 もし世界が、気候危機にきちんと向き合おうと決意したらどうなる? まさに今私たちが新型コロナで経験しているように、メディアは連日ノンストップで報道をし、専門家たちも加わり解説や分析がなされ、ニュースの見出しには死者数の最新状況がアップデートされることでしょう。誰もがすべてを中断し、差し迫った危機に対処するために世界を一時停止する。私たちは本当に緊急を要する危機におかれていることをきちんと知らされれば、一丸となって自分たちの役割を果たせるのだから。 新型コロナへの対応と気候危機への対応と全く同じではないし、完璧な参考事例だとも思っていません。素早いコロナ対策からは、多くの脆弱な人々が取り残されてしまいました。私たちが、化石燃料や工場式の農場経営から移行する際には、一部の弱者が取り残さいよう、平等な意識が不可欠になります。一方で気候危機への対策は、ウイルスと戦うための自粛や隔離とは異なり、ワクワクするようなことも多い。新しい再生可能分野での迅速な雇用創出や、化石燃料からクリーンエネルギーの仕事への移行に際した労働者の育成、そして大規模な森林再生プロジェクトを呼びかけることができる。緊急気候対応は単に災害をマイナスするだけでなく、積極的により良い世界を創り出すことでもあるのです。 ではここからどこへ進むべきか? パンデミックが落ち着いたら、世界は以前のような日常には戻ることなく、私たちを待ち受ける、もう一つの世界的な危機、環境について団結して取り組んでいくべきでしょう。

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