障害者施設で「集団感染」か クラスター対策チームが調査 23日発表の長野県内の新規感染者は26人 入院の2人死亡
長野県の飯田保健所管内の障害者施設で、新型コロナウイルスの集団感染が疑われるケースがありました。また、新たに26人が感染、2人が死亡したことがわかりました。 飯田保健所管内の障害者施設では、40代の男性入所者と50代の女性職員、60代の女性職員の感染がわかりました。21日に20代の男性入所者の感染が判明し、接触があった職員・入所者あわせて70人を検査した結果、3人の陽性がわかりました。県のクラスター対策チームなどが調査にあたっていて、今後も検査を進めるとしています。 この施設の3人を含め、23日の新規感染者は10代から90歳以上の26人で県内11市町村で確認されました。最も多いのが飯田市7人、次いで松本市6人、白馬村3人、長野市2人、安曇野市、大町市、諏訪市、茅野市、軽井沢町、高森町、松川町で各1人です。また、大阪府在住の1人の感染もわかりました。 集団感染が確認された市立大町総合病院では、入院患者1人の陽性が判明しました。院内の感染者は計11人になりました。 このほか、感染者と接触があった人は11人、現時点で感染経路不明は9人などとなっています。 県内の感染者の累計は2155人になりました。入院中は195人でこのうち重症は3人、酸素投与が必要な中等症は57人です。 受け入れ可能な病床の使用率は51.7%となっています。 また、90歳以上の男性と、65歳以上で性別非公表の人の合わせて2人が死亡したこともわかりました。90歳以上の男性は基礎疾患があったということです。県内の死者は28人になりました。