スーパーマーケット研究家が厳選!訪れるべき“魅惑”のご当地スーパー15選
【群馬県】とりせん 城西の杜店 「甘辛く濃い味が好まれるこの地域ならではの、茶色いグルメがてんこもり!マストは上州名物、焼きまんじゅう。小麦粉を発酵させた生地で作ったふわふわのまんじゅうに、甘辛い味噌を塗ったシンプルな逸品。開発者の方々が研究を重ねて何度も試作を繰り返しただけあり、専門店にも並ぶおいしさと評判です。 また個人的にも大好きなのがイモフライ。実はお隣の栃木県佐野市の名物ですが、佐野市に近い“城西の杜店”では取り扱いアリなのがうれしい。たっぷりしみた甘いソースがたまりません」 【富山県】アルビス 羽根店 「昆布の消費量が全国でもトップクラスの富山県。店内でも昆布関連商品を多く取り扱っています。同店ではなんと、細かく刻んだ昆布でおはぎを包んだ『昆布おはぎ』を開発。お彼岸のおはぎの売り上げが前年比160%になるほどの大ヒット商品に! 甘いおはぎとしょっぱい昆布の不思議なハーモニーをぜひ楽しんでみてください。また、可愛らしいパッケージのコーヒー牛乳『カウヒー』も定番。地元のとやまアルペン乳業が、脱脂粉乳ではなく生乳を使用して製造。濃厚で懐かしい味わいです」 【福井県】ヤスサキワイプラザグルメ館 新保店 「越前がにが旬を迎える冬に、ぜひ訪れてほしいお店です。11月を過ぎると、越前がにのにぎり寿司やちらし寿司など豪華なオリジナル弁当がずらり。卵を抱いた雌の『せいこがに』が特に人気です。 また、福井では冬に『水羊かん』を食べる珍しい習慣が根づいており、秋の初めから冬の終わりごろまで水羊かんの特設コーナーができるほど。特に『えがわの水羊かん』は定番。昭和12年創業の老舗店で、黒糖のやさしい味わいを長年守り続けています」
【愛知県】ヤマナカ 則武店 「大正時代創業の、愛知を代表するご当地スーパー。地元民からしてみれば安定の地元食ぞろいのお店かもしれませんが、旅行者はその個性に驚かされること間違いなし。特に、名古屋名物の『えびせん』コーナーの充実ぶりは圧巻! いろんなメーカーのものを食べ比べてみるのも楽しいですよ。そのほか、常温保存可能な味噌煮込みうどんや、八丁味噌を使ったさまざまな調味料、あんかけパスタのレトルトソース、スガキヤラーメンシリーズなど、定番の名古屋みやげがお得なスーパー価格でそろいます」 【岐阜県】ファミリーストアさとう 国分寺店 「山あいの高山市内に7店舗を展開しています。海が遠いため鮮魚が手に入りにくかった時代の名残から、地域ならではの魚介の保存食が人気です。おすすめしたいのは『煮いか』。火を通したいかですが、昔は“刺身”といえばコレでした。生姜じょうゆでいただくのが定番で、おかずにおつまみにと万能です。 また、しょうゆ味がついたお揚げ『あげづけ』も、昔からのご当地食。マツコ・デラックスさんがテレビ番組で絶賛したことから大ブレイクしました。フライパンでちょっとあぶるとより香ばしく、おいしくいただけます」 【大阪府】スーパー玉出 恵美須店 「近年、運営会社が代わり、オリジナルのユニークな商品がますます増えてきました。特徴は、大阪府内の店舗それぞれが独自にお惣菜メニュー開発をしている点。店舗ごとに少しずつ商品が異なるので、お客を飽きさせません。 名物は、なんと白ご飯の上にたれがかかっただけの『たれごはん』シリーズ。私が訪れたときは驚異の各149円でした。はんぺんと焼き海苔でうなぎを再現した数量限定の『うなぎもどき重』も売り切れ必至。おみやげには大阪ならではの『イトメンのチャンポンめん』やハウス食品の『好きやねん』をどうぞ」