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“なりすまし”の法的問題は…大学での「代返」やホテル等への「別人名義宿泊」が形式上違法となるリクツ

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関西テレビ

 名門・私立開成高校で発覚した「なりすまし通学」。 「A君」という少年が開成高校に合格したものの、別の学校へ入学。しかし、そのA君になりすまして、別の「B君」が授業を受けていたのです。  今回のなりすましは前代未聞の珍事と言えるものですが、もう少し私たちの身近にありそうなケースについて、菊地幸夫弁護士に法律上の問題点などを聞きました。 Q.例えば大学の授業での「代返」。なりすまし出席についてはいかがでしょうか? 菊地弁護士: 「これについては、開成高校でのなりすましの場合と同じで、大学の講義は単位という無形の利益をもらえる基礎になりますので、理屈で言えば詐欺利得罪の可能性が出てくると思います。教員を騙して利益を得るということですね、あくまで形式的に言えばですが」 Q.次に、ホテルや旅館に予約していた人とは別の人が泊まる、なりすまし宿泊はどうでしょう? 菊地弁護士: 「旅館業法というものがあって、ちゃんと名簿には『自分の名前を書いてください』となっていますので、ダメということになります。ただし、こちらにしても代返にしても、罰するほどの違法性はほとんどなく、実際にはお咎めなしということが多いのではないでしょうか」 Q.最後に選挙でのなりすまし投票。これについては? 菊地弁護士: 「これはダメです。別の人になりすまして投票することは詐偽投票罪にあたり、罰せられます。2年以下の禁固か30万円以下の罰金ということになっています」 (関西テレビ10月7日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)