【ベイスターズ】5年前の開幕投手・開幕スタメンは? “特別な試合”か“143分の1”か。過去5年間の開幕戦を検証
オープン戦に突入した2021年のプロ野球。いよいよ26日にはレギュラーシーズンの火蓋が切って落とされる。“特別な試合”と“143分の1“の意味合いで見解の分かれる開幕戦だが、勝敗の鍵を握る開幕投手の役割は、長いシーズンにおいても重要な意味をもつだろう。 【表】2020-2021年プロ野球12球団現役引退、戦力外通告、自由契約、退団選手一覧 昨季セントラル・リーグ4位の横浜DeNAベイスターズ。今季の開幕投手は、5日時点で未発表となっている。今回は、DeNAの過去5年間の開幕投手と戦績にフォーカスし、各シーズンの戦いを振り返っていきたい。
2016年
開幕投手:井納翔一 対戦カード:対広島東洋カープ(マツダスタジアム) 試合結果:2-1 勝利 2016年の開幕戦は、敵地で広島東洋カープと対戦。井納翔一投手が自身初の開幕投手を務めた。 同試合の井納は、7回3安打無失点の好投。1点差ゲームを制して勝利投手となった。同年の井納は、23試合(151回2/3)を投げ、7勝11敗、113奪三振、防御率3.50をマーク。シーズン通して先発ローテーションを回った。 同年のチーム成績は、69勝71敗3分で勝率.493。シーズン勝ち越しはならなかったものの、11年ぶりのAクラスとなる3位に入った。また、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは、2位読売ジャイアンツを2勝1敗で破り、ファイナルステージへ駒を進めた。
2017年
開幕投手:石田健大 対戦カード:対東京ヤクルトスワローズ(神宮球場) 試合結果:2-9 敗戦 2017年の開幕戦は、敵地で東京ヤクルトスワローズと対戦。石田健大投手が自身初の開幕投手を務めた。 同試合の石田は、6回3失点の粘投を見せるも、リードを許したまま降板。終盤にはリリーフ陣が追加点を奪われ、2-9で敗戦投手となった。同年の石田は、18試合(106回)を投げ、6勝6敗、103奪三振、防御率3.40の成績。故障離脱の影響もあって登板機会を減らした。 同年のチーム成績は、73勝65敗5分で勝率.529。16年と同じく3位となったが、シーズン勝ち越しを果たした。迎えたクライマックスシリーズでは、ファーストステージで2位阪神タイガース、ファイナルステージで1位広島を破る快進撃を見せ、日本シリーズに進出。日本一はならなかったが、福岡ソフトバンクホークスと手に汗握る熱戦を演じた。