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1兆6000億円「超巨額上場」で激震、ヤバすぎる国際諜報企業の正体

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現代ビジネス

裏の世界から表舞台へ

 9月30日、時価総額150億ドル(約1兆6000億円)の巨額上場が市場を揺るがした。米パランティア・テクノロジーズ(以下パランティア)がニューヨーク証券取引所に上場したのだ。 【写真】「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと  「諜報の世界では知らぬ者がない巨大情報企業が、いよいよ表舞台に姿を現した」  世界各国の情報機関の動向に通じる外事関係者は、そう指摘する。  パランティアは今年7月6日に米証券取引員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請を行った。同社は2004年に米カリフォルニア州パロアルト、いわゆるシリコンバレーで創業されたデータ分析企業であるが、来歴からして興味深い会社だ。  そもそも「パランティア」とは、英国の著名なファンタジー作家J・R・Rトールキンの代表作『指輪物語』に登場する不思議な霊力を持った石の名称で、全世界ばかりか過去も未来も見通す水晶玉のような道具のこと。データ分析によって、ありとあらゆるものを見通す「神の目」たらんという意図を込めて命名された。  パランティアの創業者はかのペイパル創業者ピーター・ティールで、その際の資金はCIA(米中央情報局)が直接運営するベンチャーキャピタルIn-Q-Telが提供した。In-Q-Telは、諜報活動を通して世界中から集まる膨大な情報を解析するための技術開発を目的に1999年に設立され、1億7000万ドルの資金を運用し、数多くのIT企業に投資を行っている。  In-Q-Telの社名の由来も奥が深い。Intel (Intelligence=情報、諜報の略)の間に、スパイ映画「007」に登場する英国諜報機関の管理者「Q」(QはQuartermaster「需品係将校」の略で、研究開発課の責任者の意味もある)を挟んだとのこと。初代CEO(最高経営責任者)が、人気のコンピュータ・ゲーム「テトリス」のライセンスを旧ソ連の開発者から最初に取得したことで知られるゲームの開発者であった点も興味深い。  ともあれ、パランティアはCIAの資金で創設された情報解析企業なのである。

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