ドジャース・山本由伸が5回4安打2失点 7勝目の権利を持って降板 1年目の防御率3・00 病み上がりの登板は尻上がり
「ロッキーズ-ドジャース」(28日、デンバー) ドジャース・山本由伸投手が先発でレギュラーシーズン自身最後のマウンドに上がり、5回4安打2失点。味方打線が五回までに8点を奪う大量援護もあり、7勝目の権利を持って、71球でマウンドを降りた。 【写真】試合後、観客に手を振る山本 充実感いっぱいの表情 メジャー1年目の防御率は3・00。 初回は先頭に左前打を許すと、連打で無死一、三塁のピンチを背負った。右犠飛で先制点を許したが、4番打者を二ゴロ併殺として最少失点で切り抜けた。 初回を投げ終えた後、ベンチで投手コーチとタブレットの映像を見ながら投球時の左腕の動きを確認するような姿が見受けられた。二回は先頭に安打を許したが無失点。4-1の三回は2死後にトーバーに左中間へソロを打たれた。四回は空振り三振2個を奪い、この日初めての三者凡退。五回も三者凡退に抑えた。 山本はこの日がシーズン18度目、右肩腱板損傷から復帰して4度目のマウンド。前回22日の本拠地でのロッキーズ戦は3回4失点KO。勝敗はつかなかったが、3四球と制球が安定せず、苦しい投球だった。 今回の登板までの調整期間中に発熱するなど体調不良に見舞われたが、この日は尻上がりに調子を上げた。 ロバーツ監督はポストシーズンの先発ローテ入りを明言している。