ゴミのポイ捨ては要注意 クマの市街地出没防ぐ対策を住民らが学ぶ 山形・米沢市
山形放送
近年多発しているクマの市街地出没への対策などに理解を深める勉強会が23日、山形県米沢市で開かれ、住民たちがクマが出没しやすい箇所のポイントなどを学びました。 米沢市ではことし5月、市街地近くの河川敷に連日、クマが出没しました。県が開いた勉強会には、米沢市の万世地区の住民が参加。専門家とともにクマの通り道と考えられる山の近くのアンダーパスやクマを呼び寄せるゴミのポイ捨てがあった場所などを見学しました。 東北野生動物保護管理センター・今野文治さん「ここの問題はゴミ。あそこのカップラーメン。塩気があるものは自然界に少ない。ああいったものに汁が残っていたりすると非常にクマは誘引されやすく食べ物として執着しやすい。 人的被害を防ぐにはゴミを一切捨てない環境を作ることが重要」 参加した住民「特にゴミのポイ捨て、地区として改めて環境整備に取り組みたいと思った」 県は今後、クマの出没対策として地区の藪の刈り取りを実施する予定です。