新型iPhoneケースは財布代わりにも。クレカは何枚まで入るか
iPhone12シリーズの背面に磁石で取り付けられる「Mag Safeレザーウォレット」。収納容量があまり大きくないため、何を入れるかの選択は悩みどころだ。今回は実際にさまざまな組み合わせでカードなどを収納し、どう使うのがベストなのかを検証した。 ⇒【写真】Mag Safeレザーウォレットを色々検証してみた ■ MagSafe対応iPhoneレザーウォレット ¥6800(税別)
カードの枚数は何枚がベストなのか?
iPhone12シリーズと一緒に登場したMag Safeレザーウォレットは、スリーブタイプの革製カード入れ。全4色が展開されているが、筆者はiPhone本体の色に合わせてバルティックブルーを選択した。 横から見ると、収納部分のスペースは5mm程度。素材の革は厚手で固さがあるので、使っているうちに伸びてくることもなさそうだ。 公式ページには「最大3枚のカードに対応」とあるので、まずはクレジットカード2枚と運転免許証の計3枚を入れてみた。 たしかに3枚を納めることは可能だが、かなりギチギチで、カードを取り出すのに苦労する状態。これだと少々使い勝手が悪そうだ。 そこで、カードを2枚に減らし、代わりに3つ折りにした紙幣2枚を収納。さらに図書カード1枚も入れてみたが、先ほどよりは余裕があり、だいぶ出し入れはしやすくなった。 カードを入れずに紙幣だけを収納するパターンも試してみた。この場合は7枚が上限といったところ。 ちなみに、カードを入れすぎて取り出せなくなってしまった場合は、薄手の定規などの細長いものを差し込んで、中身を持ち上げるようにしながらに引っ張れば出すことができる。
Suicaは収納したままでは使えない
交通系ICカードを入れて使う場合についても試してみた。このときは、iPhoneにApple PayのSuicaやPASMOが登録されているケースで注意が必要になりそうだ。 まずは、Suicaをウォレットに完全に収納したまま自動改札にタッチ。ところが、カードのSuicaは認識されず、Apple PayのSuicaのほうが反応した。Mag Safeウォレットはシールド機能を備えているので、収納したままの状態では認識されないようだ。 次に、ウォレットからSuicaを半分くらい出した状態で自動改札にタッチしてみた。 2枚のSuicaが重なっている状態なので、たぶん無理だろうな……と思いつつ、手前にあるカードのSuicaのほうが認識されることを淡く期待しながらタッチしたところ、「複数枚カードのタッチ」と表示されてエラー音が鳴り、改札を通過することはできなかった。 そもそも、Apple PayのSuicaに加えて物理カードのSuicaも使うというケースはあまり多くないかもしれないが、もし両者を併用したい場合は、Suicaをウォレットから完全に取り出してタッチする必要があるようだ。