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「プロ市民」人権賞開催 草の根社会運動にエールを

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週刊金曜日

 社会運動で活躍する団体・個人を応援する「『プロ市民』人権賞」が7月1日にエントリーを始めた。 平和、環境、原発などの問題に草の根で取り組む団体・個人を表彰する。2018年に福岡市の市民運動家有志が立ち上げ、今年で3回目。第1回は作家の故・松下竜一さんの意志を継いで反戦・反核などのさまざまな運動を続ける「草の根の会」(大分県中津市)、第2回は社会運動とアートの情報発信を行なうカフェ兼書店「インフォショップ 大都会門司港」(福岡県北九州市)が受賞した。 「プロ市民」という言葉は社会運動をする人たちを揶揄する言葉として使われているが、もともとは「地域のことに主体的にかかわり、責任を果たし続けることを引き受けた人」という意味で、元佐賀県鹿島市長・桑原允彦氏が使い始めたとされている。運営委員の一人、イラストレーターのいのうえしんぢさんは「プロ市民という言葉を掲げていることについては賛否両論ありますが、それも織り込み済み。反応がないよりはずっといい。賞の目的は地道な活動にスポットを当てること。社会運動の場は活動家同士であっても批判し合うことが多い。だからこそ、良いところを認め、エールを送るこんな賞があっても良いのではないか。この賞が社会運動をしている人たちのささやかな希望になれば」と話す。  エントリーは自薦・他薦問わず国外の団体・個人も可。憲法、表現の自由、ジェンダー、政治学などの研究者4人が選考委員となり、運営委員とともに選考。実績、独創性などさまざまな面から検討し、話し合いで受賞者を決定する。受賞者には賞金10万円に加えオリジナルTシャツも作成。12月に表彰式を行なう。エントリー締切は9月20日。「プロ市民」人権賞ホームページ(URL https://proshimin.jimdofree.com/)から応募でき、電子メール、郵送でも受け付ける。 (神原里佳・ライター、2020年8月7日・14合併号)

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