[レシピ]〈ナイルレストラン〉3代目・ナイル善己さん直伝のキーマカレー
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈ナイルレストラン〉3代目・ナイル善己さんに教えてもらった「キーマカレー」。[supervision:Reiko Kawamura] * トレーニーが喜ぶ本格インドカレーを、〈ナイルレストラン〉のナイル善己さんに教わろう。 「今回キーマ=挽き肉のカレーの肉は豚の赤身だけにして高タンパクに。味をピタリと決めるには塩加減も肝心。最後に味見をして、足りないときは塩を少し加えるとスパイスの味が際立ちますよ」
キーマカレー
【材料:作りやすい分量(4人分)】 豚挽き肉(赤身100%)…400g 【A】 ・玉ネギ(みじん切り)…中1個分 ・おろしニンニク(チューブ)…大さじ1 ・おろしショウガ(チューブ)…大さじ1 ・ヨーグルト(無糖)…100g ・トマトピューレ…150g ・カレー粉※…大さじ2 ・レッドキドニー(水煮)…2袋(100g) ・塩…小さじ1 ・オリーブ油…大さじ2 ・パクチー(みじん切り)…少々 ※カレー粉は、ターメリック、コリアンダー、チンピ、クミンなど、15種類のスパイスをミックスした《インデラ・カレー》を使用。 【作り方】 1. フッ素樹脂加工のフライパンに油をひき中火で熱し、香味野菜の材料(A)の玉ネギを炒める。水分が飛んできたらさらにしっかり炒め、ニンニク、ショウガを加え濃いめのきつね色になるまで炒める。 2. 1にトマトピューレを加え、ねっとりするまで炒める。カレー粉を加え軽く炒めたらヨーグルトを加えなじませる。 3. 2に挽き肉を入れて炒め合わせ、塩を加えさらに炒める。 4. 3にレッドキドニーを加えて炒め合わせる。 5. 器に4を盛り、パクチーを散らす。 【ポイント】 カレー粉のパウダースパイスは焦げやすいので、加えたら軽く炒めるだけでOK。
栄養ポイントはココ!
キーマカレーに使用したキドニービーンズ(赤インゲン豆)にも注目を。鉄分やカルシウムに加え、食物繊維も補えます。スパイスの力で消化が良くなると同時に、腸内も整い、カラダのコンディションも上がるはず。(管理栄養士 河村玲子さん)
教えてくれた人
〈ナイルレストラン〉3代目・ナイル善己さん/銀座の老舗インド料理レストランの3代目。祖父、父の味を受け継ぎながら、多数のメディアでインド料理や文化も紹介。著書に『南インド料理とミールス』など。
text:Noriko Ozawa nutrition(初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売)