2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
ポルシェ356ホリデイとは?
1976年8月にポルシェ 356を愛するオーナーにより設立されたのが、ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンだ。同クラブの積極的な活動はドイツのポルシェ本社とポルシェジャパンからも認められるところとなり、日本での公式なオーナーズクラブとなっている。 【写真】2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に (27枚) ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンが開くクラブ・イベントの頂点に位置するのが、2年毎に開催される「ポルシェ356ホリデイ」である。1988年に始まり今回で19回目となる歴史あるイベントになる。 356ホリデイは、全国の各支部が持ち回りで企画・運営される。2024年は関西支部が担当となり、11月9-10日に神戸市内と六甲山、三田、丹波篠山、有馬エリアを舞台に開催された。 遠方からの参加者のために前泊も用意され、旧居留地にある第一楼で本番に先駆けて前夜祭となる宴の場が用意され、一足早く盛り上がった。
初日はメリケンパークからスタート
1日目最初の舞台となったのは神戸を代表するスポットであるメリケンパークに集合。関西支部が趣向を凝らした配置で美しく整列させ、ポートタワーとの共演を実現。参加したメンバーは、旧知の仲間との再会を喜び356談議で盛り上がっていた。 今回は過去最大となる85台の356と、4台のナロー911と912の合計89台が参加した。本来であれば356がもう1台エントリーしていたのだが、残念ながら欠席となってしまった。 356は初期のプリAからABCの各タイプのクーペ、カブリオレ、ロードスター、そしてスピードスターの各タイプが年式違いで揃った。今回のハイライトはエントリーリストには無かった550RSが参加したことだろう。初期のレンシュポルトモデルだけに、参加者の注目を集めていた。 メリケンパークでは、展示のほかコンクール・デレガンスの審査が行われた。ポルシェ 356のすべてを知るクラブの重鎮による審査は厳しく、オリジナル度とエンジンの始動性やアイドリングなどのコンディションなどがシビアにチェックされた。 会場は神戸で著名な観光スポットだけに、居合わせた市民に加え海外からの旅行者は多数のポルシェ356 が並ぶ姿に歓声を上げ、スマホで撮影していたのが印象的だった。 ランチを終えたメンバーたちは六甲山へのツーリングに出発した。神戸市内を抜け六甲サイレンスリゾートでコーヒーブレイク。そののち六甲山を周遊して神戸の中心部を貫くドアロードを駆け抜けホテルオークラ神戸に戻るバラエティに富んだルートが組まれた。