藩校教育 精神継承 岩手県初の全国サミット
岩手県初開催となる「第21回全国藩校サミット盛岡大会」(実行委など主催)は23日、盛岡市の市民文化ホール(マリオス)で開かれた。記念講演や徳川宗家・水戸徳川家・南部家の当主によるトークセッションなどを通じて参加者が藩校の教育や精神などを学び、今後の人づくりなどについて考えた。 同サミットは、江戸時代に全国260余の藩に設立された藩校の教育や精神を現代の視点で見直し、次代に生かすことを目的に全国持ち回りで毎年開催している。 盛岡大会は、平民宰相と呼ばれた原敬や物理学者・田中舘愛橘ら多くの先人を輩出した盛岡藩校「作人館」を中心に「藩校に学ぶ人づくりの精神」がテーマ。全国から44人の藩主と36の藩校の関係者375人をはじめ、一般参加者含めて約1200人が参加した。