1回戦で対戦の白鳥大珠「壁のよう」

トーナメントを制したペットパノムルン・キャットムーカオ（右）【写真：山口比佐夫】

格闘技イベント「ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL～GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX～」（12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール）GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX 決勝戦 3分×3R延長1R 【動画】激しい削り合い...ペットパノムルンと対戦する白鳥大珠 　GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX 決勝戦ではGLORY世界フェザー級王者のペットパノムルン・キャットムーカオ（タイ）とGLORYフェザー級1位・ミゲール・トリンダーデ（ポルトガル）が対戦。ペットパノムルンが判定勝ちを収め、トーナメントを制した。 　誰も“最強”の牙城を崩せなかった。ワンデイトーナメントで合計9R戦ったが一度も疲れを見せることなく、対戦相手にプレッシャーを与え続けた。 　1回戦では白鳥大珠と対戦。白鳥の素早いコンビネーションからボディーパンチを被弾していたが全く気にせず。前蹴りで白鳥を吹っ飛ばし、技術だけでなくフィジカルの差も見せつけていた。白鳥は試合後、タフなペットパノムルンに「壁のよう」と表現していた。 　準決勝ではイ・ソンヒョン（韓国）と対戦。1回戦でけがを負っているソンヒョン相手に強烈なローキックを軸に攻め続け、全く寄せ付けなかった。 　決勝戦の相手であるトリンダーデはこの日の2試合を全て1Rフィニッシュ。明らかに自身よりも体力のある状態の相手だったが、そのことを感じさせず。近距離の場面では激しい首相撲になったが、パンチや蹴りを空振りさせ、最終的にはトリンダーデを疲れさせていた。 　試合中、ポーカーフェイスのペットパノムルンであったが、表彰式後に足を気にするようにゆっくりとリングから下りていた。