論争に巻き込まれるから!?ダニエル・ラドクリフがSNSをやらない理由
12月3日(現地時間)に、YouTubeチャンネル『First We Feasts' Hot Ones』に出演した『ハリポタ』俳優のダニエル・ラドクリフ(31歳)が、TwitterやfacebookなどのSNSを開設をしない理由を明らかに。 映画『ハリー・ポッター』シリーズで、トップスターの仲間入りを果たしたダニエル・ラドクリフ。12月3日(現地時間)に出演した同番組では、スパイシーなホットウィングを食べながら、自身が主演を務める前代未聞の脱獄計画に挑んだ男たちの実話を基に描いたスリラー映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』のプロモーションを行った。 またホストのショーン・エヴァンスとは、ソーシャルメディアへの嫌悪感について語ったものの、以前Twitterのアカウントを作成しようと試みたこともあったと告白。 「SNSをやらないのには、知的でよく考えられた理由があるということを言っておきたいんだ。前向きに検討してたんだけど、もし僕がTwitterを始めたら、『ダニエル・ラドクリフが、Twitterでユーザーたちと喧嘩をしている』といいうニュースで、みんなが目覚めることを100%分かっているから」 「もし僕が若かったら、インターネットで自分自身についてのコメントを探して、読んでいたと思う。けれどそれは正気ではないし、良くないことだと思うんだ。良いコメントだけを読まない限り、それもまた不健康なことをしているような気がするんだよ。正直言って自分は精神的に強いと思っていないけど、今は大丈夫だと思ってる」
2020年3月には、BBCラジオ番組「Desert Island Discs」で、子役時代から売れっ子俳優の仲間入りを果たしたことで、10代でアルコール依存症になったことを告白。 「僕は振舞い方や公の場でどう行動すればいいか、あまりにも無知だったんだ。自分の人生とは裏腹に有名になったと感じたのは、そのときが初めてだったと思う」 「もし僕が外に出かけて酔っぱらっていたら、ただの酔っぱらいの男ではなく、『ハリー・ポッターが、バーで酔っぱらっているぞ!』って、周囲の注目が集まることになるんだ。みんなにとっては、面白いことだからね」 2019年2月には、映画監督兼フォトグラファーのサム・ジョーンズが配信する『Off Camera with Sam Jones』では以下のように語った。 「人々に見られていると感じることは、精神にも影響を与えるんだ。その理由の1つは、常に楽しそうにしていないといけないという期待。素晴らしい仕事をしていて、裕福であり、不満そうにしてはいけない。これもプレッシャーだったんだと思う。 突然『僕もみんなと同じように悲しみの感情を持っているけど、これって間違っていることなのかな? 有名人として、自分は上手くできていないのかな?』と感じ始めたんだ」 売れっ子俳優によるプレッシャーから、アルコール依存症になってしまったダニエルは、それから脱するために数年にわたり何度も試みたという。 「僕は、人生のある時期に僕の周りにいた人たちに、信じられないほど恵まれていた。本当に大切な人たちや俳優たち、またそうではない人たちにも出会った。彼らは素晴らしいアドバイスをしてくれて、僕のことを本当に大切にしてくれたんだ。 最終的には、自分で決めたことなんだけど、ある朝、目が覚めて『アルコールに頼るのは良くないかもしれない』と思ったんだ」 世界的人気俳優となったからこその悩みを持つダニエル。誰もがさまざまな意見を言えるSNSだからこそ、あえてやらないという選択肢もあるのかもしれない。