【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
最後にGTCと世界最速記録
■コンチネンタルGTCスピード 新型クーペと同時にコンバーチブルの新型GTCが発売されるのはコンチネンタルシリーズ史上初だ。新型GTCはベントレーの7ボウ・ファブリック・ルーフ・システムを搭載し、48km/h以下で走行していれば19秒でルーフが開き、そのエクステリカラーはツイードを含む7色から選択可能だ。 コンチネンタルGTCスピードは0-100km/h加速3.4秒と、コンバーチブルタイプのグランドツアラーとして驚異的なパフォーマンスを発揮。最高速度は285km/hに電子制御される。 ■海底トンネルでの世界最速記録 ベントレーは新型コンチネンタルGTスピードのパフォーマンスの素晴らしさを証明するため、これまで公式記録が残されていない新たな速度記録に挑戦した。 クロスプレーン型V8エンジンが奏でる独特のエキゾーストノートがきっかけで、トンネルを時速200マイル超で走行してみようというアイデアが生まれ、18ヶ月にわたるプロジェクトが始動したという。 ノルウェー公営道路局(Statens Vegvesen)とノルウェー警察の全面的な協力の下、ノルウェーのローガラン県にあるルフルケトンネルが挑戦の場として選ばれ、ルフルケトンネルは全長14.4kmで海底道路トンネルとして世界最長、深さは292mで、あらゆるトンネルの中で世界最深だ。 安全確保のため、密閉されたチューブ内を高速走行したときに車体周囲に発生する気流について、技術解析とシミュレーションを重ね、4月には、プロジェクトを支援するサプライヤーとともにノルウェーに向かい、ローンチフィルムの撮影も兼ねて、新型コンチネンタルGTスピードをトンネル内で走行させたという。 再生可能な第2世代バイオ燃料を使用し、100%再生可能な資源から得た電気で充電したGTスピードが停止状態から最高速度335km/hまでわずか33秒で加速。撮影のために数回走行する中で、非公式ながら、トンネル内での世界最高速度という新記録を樹立したと述べた。 この海底トンネルでの世界最速記録に挑戦したプロジェクトの詳細および舞台裏の映像は後日公開される予定だ。
AUTOCAR JAPAN(執筆)