ソフトバンクJr.15年ぶり2度目の優勝、MVPは投打に活躍した平井秀虎 「雨の日も休まず」親子鷹で練習【NPB12球団ジュニアトーナメント】
「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024」最終日は29日、神宮球場で決勝を行い、ソフトバンクJr.が15年ぶり2度目のジュニア日本一に輝いた。3回に連打で先制、13年ぶりの優勝を狙った日本ハムJr.の追い上げをしのぎ、5―1で逃げ切った。 ◇ 投手力を中心とした守りで、ソフトバンクJr.が頂点に立った。就任6年目で初めて胴上げされた帆足和幸監督は「子どもたちに感謝しています。成長も早くて、頼もしい選手たちでした」と喜びをかみしめた。4試合で5失点。決勝も1死から敵失も絡めて集中打で5点を奪い、強打線を継投で抑えきった。 優勝チームのパワプロ賞(MVP)は、投打に活躍の平井秀虎。開幕戦で先発勝利、準決勝進出を決めたヤクルトJr.戦では延長タイブレークで代打決勝3ラン。決勝で、志願の先発で4回途中まで1失点で、タイムリーも放った。「賞をもらってびっくり。(もっと打っている)今西君かと思いました」。所属チームはない。能力は抜けていたが、チーム方針が合わずに、ことし7月にやめた。ホークスの練習がないときは、父・智成さん(45)が練習相手のまさしく親子鷹。息子の活躍に「雨の日も休まずに練習してきました」と喜んだ。
6回は3連投のリリーフエース松永悠希(八代ジュニアスターズ)が、自身無失点のまま、この試合も締めた。ジュニア優勝はトップチームにも吉兆。阪神、DeNAがジュニア日本一の翌年、日本シリーズを制覇。帆足監督は「頑張ってもらいましょう」と威勢のいい声を響かせた。
中日スポーツ