『バチェロレッテ』福田萌子が杉ちゃんの告白を断った本当の理由
人気恋愛リアリティーショー『バチェロレッテ・ジャパン』( Amazonプライムビデオ)のオンライントークイベントが4日開催され、初代バチェロレッテの福田萌子と共にアンミカ、青山テルマ、Mattが登壇した。 独身女性が多数の男性の中から結婚相手となる相手を選ぶ”男女逆転バチェラー”として話題になった「バチェロレッテ・ジャパン」。10月30日に最終話が配信にされてから、SNSでも多くの人々がコメントを交わしており、大きな旋風を巻き起こしている。今回はその大ヒットを記念したトークイベントで、福田の恋愛観をさらに掘り下げた。 番組の大ファンだという青山は、最終話まで残った杉ちゃんこと杉本陽平氏とのデートシーンが印象的だったそうで、「台湾でのデートで、ランタンに”愛とは何なのか”を二人で描いて飛ばすシーンは、芸術家の杉ちゃんならではのロマンチックなデートでしたよね。すごくメモリアルだし、萌子さんが涙していたことも印象的だった」と感想を述べた。 今回、番組としての「バチェロレッテ」のルールを破り、最終的に誰も選ばないというエンディングを迎えたことも、ネットでは大きな話題となった。杉ちゃんはその最後の2人にまで残っていた男性だ。結局、仲睦まじい姿を見せながらも彼を選ばなかった福田だが、杉ちゃんに対しての素直な思い出をこう語った。 「杉ちゃんとは、言葉一つひとつに対しての思いの強さが一緒だから、お互い一言で分かり合うことができて。あの時はそんな杉ちゃんからのたくさんの言葉の贈り物に、感極まってしまった」 福田とはもともと友人関係だったというアンミカは、人生の先輩として「誰も選ばない、という決断も勇気がいることだったと思う。けれど、愛っていうのはお互いが不完全だとしても、揺らぎあいながら紡がれていくものだから。不完全だということが分かっていても、一歩前に進んでみる勇気があったら、そこで新しく見つかる景色もあったんじゃないかと思います。自分に愛を与えてくれる人を一回見てみるのも素敵なことだと思う」と、福田の決断をたたえつつコメントした。 ラストシーンに対してはネットだけでなく、登壇メンバーもやきもきするような気持ちを抱えていたようで、Mattも「全員選ぶことができなかったということに対して、逆に萌子さんが求める完ぺきな男性の理想像がなんなのかが気になりました。内面もすごく重要に考えてらっしゃるんだと思うので」と疑問をぶつけた。 これを受けて福田は「もう、私自身迷子なんです。誰も選べなかったのは誰も好きになれなかったから、というのが大きくて。デートの中で、自分自身この人との未来を考えてみようとか、好きになる努力をしてみようと頑張ったりもしたけど、だんだん”好きになるって努力してすること?”とか、ぐるぐる回っちゃって。逆にみんなはいつ人を好きになるの?」と複雑な心境を語った。 最終話の後、スタジオに男性メンバーと福田が集まって行われたアフタートーク回でも、もう一度福田に告白した杉ちゃんが注目された。結局福田はその申し出を断ったが、今回は福田がその時の心境について、初めて公式の場でその心境を吐露した。 「もちろん私も男性たちも、リアリティーショーだということはわかって参加しているけれど……。それぞれにいろんな思いがあるはずなのに、VTR内の小さな一言で、周りからはさまざまにコメントされてしまうじゃないですか。だから私も、スタジオでの発言はすごく考えてしないといけないなと思っていて。だからあの時は正直、それ以上言わないでほしくて、正論で押さえつけてしまったんです。はっきりとお断りしたのは、私が過去あいまいなお別れをされて、つらい思いをしたことがあるから。そういう気持ちを彼にも与えたくなかった」と、涙を浮かべながらコメントした。 全編の配信が完了してはじめての公式トークイベントとなったが、ここでも福田のひたむきな姿勢に、登壇メンバーも真剣に耳を傾けていた。