ガンジス川で男たちが「イルカを虐殺」 もだえ苦しむイルカに斧を…
惨殺の瞬間を捉えた動画がバイラルに 男たちは木棒や斧で、そのカワイルカを殴り続けた。イルカから血が流れるまで、何度も何度も、振り上げた武器を叩きつけた。もだえ苦しむイルカが息絶えるまで、何度も何度も──。 【写真】川の色が赤く染まったイルカ惨殺の瞬間 昨年12月31日にインド・ウッタルプラデシ州のシャーダ運河で撮影されたこの動画はSNSで一気に拡散。世論の怒りが高まり、先週になって男性3人が逮捕された。 英紙「ガーディアン」によれば、深い裂傷を負ったイルカの死体は当局によって発見されていたが、その原因について村の人間らは口を開こうとしなかった。動画がバイラルになって初めて、インド全土から非難の声が上がり、容疑者3人の特定と逮捕につながったという。 インドカワイルカ──インドのガンジス川やパキスタンのインダス川に生息──は絶滅危惧種に指定されており、その個体数は現在5000頭に満たないといわれている。 今回の事件を受けて、野党・国民会議派のサンジェイ・ジャーは「動物の殺害にも殺人と同様の刑罰を科すべきだ」と刑法の改正を求めている。「イルカを殺したモンスターたちは投獄されなければならない」
COURRiER Japon