盛岡から敦賀まで1000キロ直通 6時間で結ぶ新幹線 団体列車が福井に到着 まんじゅうまきで歓迎
1000キロのレールを6時間で結びました。岩手県の盛岡駅と敦賀駅を乗り換えなしで結ぶ直通の新幹線が29日に初めて運行し、福井駅では昔ながらの風習「まんじゅうまき」で乗客をもてなしました。 ■記者 「初めての運行となる直通新幹線が、福井駅に到着 北陸の観光資源をアピールして、東北との交流拡大を図る」 このイベントは、JRの大型観光キャンペーンに合わせて行われたもので、北陸新幹線E7系の車両が盛岡駅から敦賀駅まで乗り換えなしで走りました。 北陸3県へのツアーで、団体専用の臨時列車が1往復が運行され、福井駅の改札口では県内のゆるキャラたちが観光客を歓迎しました。 ■観光客(仙台から) 「すごく楽しい」 ■観光客(山形県の親子) 「目当ては福井県の恐竜博物館 敦賀とか県内をいろいろ回ってみたい」 「恐竜にあいたい」 ところで、走行中の新幹線の車内では、福井の婚礼にまつわる昔ながらの風習も。 若狭町と縁のある故桂由美さんプロデュースのウエディングドレス姿の新婦が、新郎役の男性とともに紅白のまんじゅうを乗客に配って歩きました。 遠く1000キロ離れた東北と1本の新幹線でつながった福井。 ツアー客は駅からバスに乗り込み、1泊2日の日程でそれぞれ観光を楽しんだ後、30日午後再び直通の新幹線で東北へ帰るということです。 なおツアーに参加したのは総勢およそ700人で、このうち、福井駅と敦賀駅であわせて250人が下車しました。