メラニア・トランプ、夫と出演する大統領選の活動で出演料を稼いでいる?
夫ドナルド・トランプの横にいるのにもお金をとっているのではという疑惑がメラニア・トランプに対して浮上しているが、果たして真相はどうなのだろうか。
米国民最大の関心事はいまや大統領選だ。ドナルド・トランプとカマラ・ハリスのバトル以外にも、ある人物が話題になっている。それは他でもないメラニア・トランプだ。元大統領夫人は10月8日に『Melania(原題)』というタイトルの回顧録を出版する予定だ。 【写真】2016年に雑誌の表紙を飾った、「何も纏わない」大胆なポーズのメラニア・トランプ 普段はひっそり目立たないトランプ夫人も、自分の本を宣伝するためなら労を惜しまない。SNSに、これまでのふりかえり動画をせっせと投稿している。7月の夫暗殺未遂事件、2020年のワシントンでの反人種差別抗議デモ、2016年のアメリカのタブロイド紙による暴露ヌード写真(彼女はこれを「誇りに思っている」と語っている)、2022年8月のフロリダでのFBIによる家宅捜索などだ。さらに彼女は、夫と共にいくつかの選挙集会にも出ている。
出演の対価
ところがCNNによれば、スロベニア出身の元モデルであるメラニア・トランプは、夫の選挙キャンペーンに協力する見返りに報酬を得ているそうだ。同メディアが公開されているトランプ陣営の財務書類を調べたところ、メラニア・トランプは4月にログ・キャビン・リパブリカンズ(保守派LGBTQ+の権利を擁護する共和党組織)主催の資金調達集会に出席する対価として23万7000ドルを受け取っていた。 なかなかの金額だが、同団体では支払っていないと主張している。書類には詳細が記載されていない以上、誰が支払ったのかは謎のままだ。
マネタイズ
メラニア・トランプが公の場に姿を現す報酬を受け取ったのは今回が初めてではない。2021年12月、彼女は夫を支持する政治資金団体が主催するパームビーチでのイベントでスピーチし、報酬として15万5000ドルを受け取った。2024年に夫が正式な共和党大統領候補になるずっと前のことだ。 そうは言ってもメラニアは滅多に顔を出さず、計算されたわずかな出席しかない。そしてつい最近まで、夫の大統領選活動に登場しないことでも際立っていた。メラニアの広報担当からスタートしてトランプ政権下でホワイトハウスの報道官兼広報部長を務めたステファニー・グリシャムもCNNに次のように語っている。「彼女は今回の選挙活動に全く無関心で不在なので、本人がこんな風に言っていたとしても不思議ではありませんね。"私の時間を割くなら、その対価をちょうだい"と」。いまやドナルド・トランプを批判する側に回ったステファニー・グリシャムは、かつて仕えたメラニアの本性を暴露しつつ、具体的な数字は述べなかった。「ホワイトハウスにいたときから彼女は、自分をダシにみんながお金を稼いでいると怒っていました。それは自分の懐に入るべきお金だと彼女は考えていたのです」