【浦和】敵地で大敗した名古屋に雪辱を誓う。大槻毅監督「自分たち次第だ」
J1で9位につける浦和レッズの大槻毅監督が2日、チームの練習後にリモートで報道陣の取材に応じ、4日にホームで開催される名古屋グランパス戦に向けて意気込みを語った。指揮官は前回対戦で大敗した雪辱を誓っている。 前回対戦でひとり気を吐き2ゴールを挙げたFWレオナルド
借りは、返したい
本拠地の埼玉スタジアムで立て続けに完封負け。9月30日のFC東京に0-1で敗れたあとは、スタンドからは罵声も飛んでいた。ホームで勝利から見放され、ファン・サポーターもいらいらが募っているのだろう。大槻毅監督も事態を深刻に受け止めている。 「ホームで3つ落としているのだから当然だと思います。しっかり準備して臨んでいきたい。上位と勝ち点が離れているのも事実。ここから勝ち点を積み上げて上位についていき、前に進んでいきたい。自分たち次第だと思っている。これからもチャレンジしていきたい」 敗戦から学ぶべきことは多くあった。安い失点を減らすために練習からコミュニケーションを活発にするなど、ミスを減らす努力をしている。ただ、ボールを足で扱うかぎり、ノーミスとはいかない。 「ミスは起こるものです。それが起きたら、グループで取り返すことが大事。その姿勢を見せたいです」 チーム苦しい状況でも、攻撃面では手応えもつかんでいる。 「ボールの運び出しがよくなっています。アタッキングサードまで安定して行けるようになってきました。最後の部分はこじ開けることができなかったですが、継続してやれていると思います」 劇的に変化したわけではないが、少しずつ前に進んでいる。 10月4日からは入場制限が一部緩和され、1万8000人まで収容可能となる。声援はまだ耳にすることはできないが、手拍子に込められた思いは大槻監督に届いている。 「本当に感謝しています。(ファン・サポーターの)気持ちは伝わってきます」 2カ月前に2-6と大敗した名古屋への雪辱を晴らすときがやっと来た(8月8日、第9節)。 「あれだけ点数を取られて悔しかったです。その分、(借りは)返したい」 指揮官もキックオフを待ちわびている。 取材◎杉園昌之
サッカーマガジン編集部