米軍オスプレイの墜落事故、防衛省が屋久島漁協に補償金
鹿児島県・屋久島沖で昨年11月、米軍輸送機「CV22オスプレイ」が墜落した事故を巡り、防衛省は屋久島漁協に対して、漁業補償金を支払ったことを明らかにした。金額は公表していないが、関係者によると、数百万円規模とみられる。
同漁協によると、支払いは今月11日付。捜索に協力して操業に支障が出たことへの補償や米軍の捜索に伴う港の使用料なども含まれている。18日に対象となる組合員約30人に配分したという。
支払いまでに約1年かかったことについて、九州防衛局は「米国政府と協議し、漁協側の同意を得た上で支払いを行うため、所要の期間を要した」と説明している。同漁協の組合長は「時間がかかった印象はあるが、要望を聞いてもらい納得できる内容だった」とした。