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干し首・ツァンツァの展示をオックスフォード大博物館が取り止め。「人種差別的な考え方を強めていた」

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ハフポスト日本版

世界で最も人気のある博物館の一つ、オックスフォード大学ピット・リヴァース博物館が「干し首」をはじめとした人体を含むコレクションの展示終了を決めた。 【画像】干し首・ツァンツァ(観覧注意) 干し首は同博物館の有名な展示物の一つだったが、正しい価値観が伝わっていなかったという。また、植民地時代のあり方を見直した結果だと同博物館は説明する。

ツァンツァとは?

アート・ニュースペーパーによると、干し首は人間の首を収縮して保存したものだ。エクアドルからペルーにかけて広がる森林に住んでいたシュアール族とアチュアル族によって19世紀後半まで作られ、ツァンツァ(tsantsa)と呼ばれる。 ツァンツァは敵部族の男性頭部から作られたものだが、元々は部族長に敬意を示すためのものだった、とエクアドルのシュアール族連盟ジェファーソン・アカチョ代表はガーディアンに説明する。 ツァンツァには死んだ男性の魂が宿っていて、その魂の力がコミュニティに幸運をもたらすと考えられていたという。

なぜ展示を止めたのか

ピット・リヴァース博物館には1884年から1936年の間に入手した12のツァンツァが展示されていた。 今回ツァンツァだけではなく、人体が含まれた120の収集品の展示を取りやめた。 背景にあるのは、収集品を元の国に戻すべきだという議論が高まりだ。同博物館でも、2017年から収集品の倫理審査をしてきたという。 また、ブラック・ライブス・マター運動によって、人種差別や植民地時代のイギリスに対する批判が高まっている影響もある。 ディレクターのローラ・ヴァン・ブルクホーフェン氏は、ツァンツァの展示が人種差別や他文化への不寛容な見方につながることがあったとAP通信に話す。 「来場者調査の結果、来場者の多くが人体を含む博物館の展示物を『他の文化が“野蛮”で“原始的”で“薄気味悪い”証拠』と捉えていることがわかりました」 「展示は、お互いの生き方に対する深い理解を来場者に促すよりむしろ、人種差別的で型にはまった考え方を強めていました。それは博物館の最も大切にしている価値観に反しています」 ガーディアンによると、博物館のスタッフが収集品が元々あった国に連絡して、収集品の返還と適切で敬意のある展示や保管方法を話し合っている。

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