【陸上】東洋大・逢坂草太朗が1万m競歩でU20日本新! 38分37秒13でU20世界記録も上回る/順大長距離競技会
11月30日、千葉県印西市の順大学さくらキャンパス陸上競技場で、第2回順大長距離競技会が行われ、男子10000m競歩の逢坂草太朗(東洋大1)が38分37秒13で6着に入り、U20日本新記録を樹立した。従来の記録は松永大介が2013年に出した39分08秒23で、これを30秒以上も更新した。 男子10000m競歩の歴代上位記録をチェック! 逢坂は兵庫・川西緑台高出身の大学1年生。昨年のインターハイ5000m競歩チャンピオンで、その後も鹿児島国体、年明けのU20選抜競歩でタイトルを獲得した。東洋大進学後は、4月の世界競歩チーム選手権(トルコ・アンタルヤ)U20の部10kmで4位に入賞。8月のU20世界選手権では10000mに出場して39分39秒36の自己新で5位に入るなど、世界を舞台に活躍を続ける。さらに、10月には日本選手権35km競歩にも挑戦し、日本代表経験者がそろうなか8位入賞と健闘していた。 この日は、パリ五輪20km競歩代表の濱西諒(サンベルクス)や22年世界選手権20km競歩8位の住所大翔(富士通)らとともに、1000mごとのラップを3分50秒台前半で刻み、5000mを19分25秒で通過。残り2000mからペースを上げて、自己記録を大幅に更新した。 このほか、トップでフィニッシュした濱西が38分24秒98の日本歴代7位をマーク。2着の吉川絢斗(サンベルクス)、3着の住所もそれぞれ38分29秒14、38分30秒37で歴代9位、10位にランクインした。また、逢坂に続いて7着に入った土谷温希(立命大3)は38分50秒57と関西学生記録を更新し、8着の向井優太郎(明大1)も従来のU20日本記録を上回る38分51秒07でフィニッシュしている。 なお、38分37秒13はV.ブライェフ(ロシア)が2000年に樹立した38分46秒4のU20世界記録を上回るが、今回は世界記録認定に必要な国際審判員数が不足しているなどの理由で、U20世界記録としては承認されない。
月陸編集部